【ゼロからわかる】 介護士 介護福祉士 違い

介護士 介護福祉士 違い

最初に結論からですが、介護士介護福祉士の違いについては、ネット上では2とおりの意見が見受けられます。

1つは「違いはない」というもの。もう1つは「介護士は介護の仕事をしている人、介護福祉士は資格の名称」というものです。

ネット上で調べてみた限りでは、どちらの用法も実際に使われているように感じられます。なので、正確に伝えたい場合には、「介護士」と言わず、「介護職員」などの言葉を選択するのがよいように思います。


Yahoo!知恵袋の口コミ

たとえば、Yahoo!知恵袋を見てみますと、介護士介護福祉士の違いについての質問に複数の回答が寄せられています。やはり、「どちらも同じ」という意見と「介護士は介護の仕事全般を指す」という意見両方があります。

どちらも同じという意見の人は、「最近ではインドネシア、フィリピンなどの外国人の介護福祉士のことを総称して外国人介護士と呼ぶ風潮が一般的になっています」という例を挙げています。

(参考)
Yahoo!知恵袋:介護士と介護福祉士の違いについて


■ヘルパー2級で介護士を名乗る人も

OKWaveの投稿ですと、ホームヘルパー2級を持っていて介護の仕事をしている人が「介護士」と名乗っているという書き込みがあります。

(参考)
OKWave:介護士って

やはり、両方の意味で使われているのが現実のようです。ですので、繰り返しになりますが、誤解を避けたいなら、介護の仕事をする人については「介護職員」などと呼ぶようにした方がよいのかなと思います。


ホームヘルパーをするために必要な資格は?

ホームヘルパー訪問介護)の仕事をするには、次のような資格のいずれかが必要です。

介護福祉士(国家資格)
・介護職員初任者研修(旧 ホームヘルパー2級)
介護福祉士実務者研修

なので、ホームヘルパーの仕事をしている人が、必ずしも介護福祉士ではありません。ヘルパーの中には、介護職員初任者研修や介護福祉士実務者研修の資格を持っている人もいます。

また、老人ホームなどで介護の仕事をする場合、訪問介護ではありませんから、必ずしも資格は必要ありません。ですので、老人ホームで働く人の中には、介護福祉士、介護職員初任者研修、介護福祉士実務者研修の資格がある人だけでなく、無資格の人もいる場合があります。


■介護職員初任者研修の資格取得方法

介護職員初任者研修(旧 ヘルパー2級)は、国家資格ではなく、取得が容易。なので、社会人の場合、ひとまず介護初任者研修を修了してヘルパーの仕事に就き、介護福祉士をめざす人が多いです。

介護職員初任者研修は、1か月から3か月程度、介護の資格学校に通い、確認テスト的な筆記試験に合格すれば修了できます。授業時間は130時間です。

老人ホームなどで働く場合は初任者研修の修了は必ずしも必要ではありません。ですが、就職のときには、資格がない人よりも、初任者研修を修了して介護の基本が分かっている人が優先して採用される傾向があります。

介護の資格学校でよく知られているところには、ニチイ学館や、ソラスト、ハクビ、未来ケアカレッジといった学校があります。受講費用は7万円から15万円程度まで、資格学校によって差があります。ただ、授業料が高いところでは、就業サポートが充実していたりする場合もあり、一概に料金だけで決められない部分もあります。

ですので、一通り情報収集して、自分の希望に合った学校を選ぶとよいと思います。


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