【授業料無料の資格取得講座】ハローワーク 介護職員初任者研修(職業訓練)

■求職者支援制度とは

従来の公共職業訓練は、主に雇用保険に加入している社会人対象の制度でした。ですが、雇用環境は極めて厳しい状況にあります。そこで、雇用保険に加入していなくても職業訓練が受けられるよう、求職者支援制度(旧 基金訓練)が発足しました。

東京都や、埼玉県、千葉県、神奈川県、大阪府など、全国の講座は次の公式ページで検索できます。

(講座 検索ページ)
・求職者支援訓練認定コース情報検索
 http://nintei.jeed.or.jp/kyushokushien/search/

職業訓練厚生労働省の管轄です。職業訓練校運営に当たっては「委託事業」という形式を採用しています。認定コースの申し込みは行政(ハローワーク、職安)なのですが、実際に授業を行っているのは民間の資格取得学校や専修学校、一般企業などです。

行政が講座開講を民間の企業や団体に委託して行っているので、委託訓練、委託事業などと呼ばれます。

リンク先で全国の介護初任者研修の講座を調べてみますと、ニチイ学館や三幸福祉カレッジ(日本教育クリエイト)、ほっと倶楽部(ニッソーネット)といった学校が講座を開講していることが分かります。

「本人の月給が8万円以下」といった審査の条件をクリアすれば、月々10万円の金額の職業訓練受講給付金をもらうこともできます。


職業訓練なら授業料無料

求職者支援訓練の対象は、雇用保険に加入していない離職中の社会人。求職者支援訓練は、授業料無料で介護職員初任者研修課程などの資格取得講座を受講することができます。テキスト代などは費用がかかるのですが、本来は10万円前後するような講座を格安・安い受講料で受講して資格を取得できます。


■委託訓練の問題点

民間の企業や団体は、どんなところでも申請が通れば職業訓練校になることができます。行政からもらえる補助金が半端なく多いので、儲けるためだけに求職者支援訓練を実施している企業や団体も残念ながら見受けられるようです。そうしたところをうまく避けて講座選択することが大事です。

ハローワーク(職安)で相談したり、Yahoo!知恵袋などの口コミ相談などを活用したりして、評判のいい職業訓練校を選びましょう。


■埼玉県の例

たとえば、埼玉県を例にとって見ていきます。上記の検索ページで調べてみますと、介護職員初任者の講習会は、さまざまな民間の学校や企業によって開催されているのが分かります。授業料無料講座ということで受講生が集めやすく、高額の補助金が得られるため、多くの民間団体が職業訓練校を立ち上げています。

検索結果によると、たとえば次のような介護ヘルパー講座の受講生募集情報が見つかりました。

※人数は募集人員です。

・アロネットキャリアカレッジ埼玉上尾校
 2013年7月16日〜2013年10月15日 30人

・アロネットキャリアカレッジ埼玉上尾校
 2013年8月19日〜2013年11月18日 30人

・クローバーカフェ 鶴ヶ島
 2013年8月19日〜2013年11月18日 30人

・株式会社日本教育クリエイト 三幸福祉カレッジ大宮教室
 2013年8月19日〜2013年11月18日 24人

・ジョブシティカレッジ川越校
 2013年8月19日〜2013年11月18日 15人

・優楽研修センター
 2013年8月19日〜2013年11月18日 24人

よりよい訓練校を選ぶために、施設見学や事前の情報収集を入念にやっておくことをお勧めします。


■窓口など

求職者支援制度に申し込むには、まずハローワークに登録する必要があります。相談員のカウンセリングを受けてから申請書を書き、実際に授業をする学校に提出します。その後面接や筆記試験を経て講座への参加となります。

ハローワークを窓口として、求職者支援訓練以外にも、格安の資格取得講座が開講されています。詳しくは厚生労働省のHPをご覧ください。

厚労省のHP)
職業訓練(就職に向けてスキルを身につけたい方へ)
 http://www.mhlw.go.jp/seisakunitsuite/bunya/koyou_roudou/shokugyounouryoku/training_worke/index.html


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・[http://d.hatena.ne.jp/rakkochan+jikopr/20120403/p1:title=【最新】ヘルパー2級から介護福祉士になるには(2013年版)]