【ゼロからわかる】 介護福祉士 ホームヘルパーの違い

介護福祉士 ホームヘルパーの違い

ヘルパーと介護福祉士の違いについてですが、一言でいうと、「ヘルパーは仕事の名前、介護福祉士は資格の名前」ということになります。

ヘルパーは、「ホームヘルパー」や「訪問介護員」などとも呼ばれ、介護が必要な人の家に行き、介護支援をする仕事。また、介護の仕事をする人全般をヘルパーと呼ぶこともあります。

一方の介護福祉士は国家資格訪問介護も行いますが、老人ホームの介護の仕事などをしていることもあります。


ホームヘルパーをするために必要な資格とは?

ホームヘルパー訪問介護)の仕事をするには、次のような資格のいずれかが必要です。

介護福祉士
・介護職員初任者研修(旧 ホームヘルパー2級)
介護福祉士実務者研修

なので、ヘルパーの仕事をしている人が、必ずしも介護福祉士ではありません。ヘルパーの中には、介護職員初任者研修や介護福祉士実務者研修の資格を持っている人もいます。

また、老人ホームなどで介護の仕事をする場合、訪問介護ではありませんから、必ずしも資格は必要ありません。ですので、老人ホームで働く人の中には、介護福祉士、介護職員初任者研修、介護福祉士実務者研修の資格がある人だけでなく、無資格の人もいる場合があります。


介護福祉士とは

介護福祉士は国家資格。これから資格を取得する場合は、福祉系の高校や、専門学校、大学に進学して国家試験を受けるか、介護の仕事を3年以上して一定の研修も受けてから国家試験を受けることになります。

介護福祉士は国家資格であるため、就職の際に有利だったり、資格を持っていない人より給料が多いケースがあったりします。

社会人の場合は、次のようなルートで介護福祉士を取得するケースが多いようです。

介護職員初任者研修課程(旧 ヘルパー2級)

介護福祉士実務者研修(旧 介護職員基礎研修)

介護福祉士(国家試験合格が必要)

※初任者研修を飛ばして介護福祉士実務者研修を修了することもできます。

実務経験ルートの場合、実務経験3年を経験しなくても実務者研修を受講することができます。

介護福祉士試験の公式ページは次のとおり。

(公式ページ)
介護福祉士国家試験

介護福祉士試験の難易度は、国家資格の中では容易な方で、合格率は例年5割から6割程度です。

介護福祉士試験についてちょっとした疑問を解消するには、Yahoo!知恵袋が役に立ちます。

Yahoo!知恵袋
Yahoo!知恵袋:「介護福祉士」の検索結果


■介護職員初任者研修の資格を取るには

介護職員初任者研修(旧 ヘルパー2級)は、国家資格ではなく、取得が容易です。なので、社会人の場合、ひとまず介護初任者研修を修了してヘルパーの仕事に就き、介護福祉士をめざす人が多いです。

老人ホームなどで働く場合は初任者研修の修了は必ずしも必要ではありません。ですが、就職のときには、資格がない人よりも、初任者研修を修了して介護の基本が分かっている人が優先して採用される傾向があります。

介護職員初任者研修は、1か月から3か月程度、介護の資格学校に通い、確認テスト的な筆記試験に合格すれば修了できます。授業時間は130時間です。

介護の資格学校でよく知られているところには、ニチイ学館や、ソラスト、ハクビ、未来ケアカレッジといった学校があります。受講費用は7万円から15万円程度まで、資格学校によって差があります。ただ、授業料が高いところでは、就業サポートが充実していたりする場合もあり、一概に料金だけで決められない部分もあります。

ですので、一通り情報収集して、自分の希望に合った学校を選ぶとよいと思います。


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