その自己PR、コンピテンシー面接でも通用しますか?
【コンピテンシー面接とは】
「コンピテンシー面接」がここ数年、就職活動のエントリーシートや面接で流行しています。
ソニーやP&G、東京海上、富士写真フイルムなど、多くの人気企業で採用されていると言われています。
特徴は、面接で自己PRを話すと、それに関して数多くの質問をされることです。
1つの自己PRに集中砲火のように質問が浴びせられるのです。
ソニーや東京海上など、名だたる人気企業がこの面接方式を取り入れていると言われています。
たとえば、「ファミリーレストランのアルバイトで売上を1.1倍にすることに貢献した」という自己PRを面接で言ったとします。
面接官は次のような質問をしてきます。
・なぜファミレスでアルバイトしようと思ったのか
・なぜ売上を伸ばそうとしたのか
・あなたの役割は何だったのか。何を提案・実施したのか
・反対意見は出なかったのか。反対意見はどのようにして解決したのか
・困難だったことは何か。またそれをどのように克服したのか
参考)
・コンピテンシー面接の例(面接官むけのマニュアル)
・熱いヤツが採用される理由・その2[大学生の就職活動]All About(ソニーのコンピテンシー面接の例)
【面接官の意図】
・行動の動機は何か
・当社が必要とする能力を発揮するための行動が身についているか
・ウソをついていないか
・再現性はあるか
動機を聞けば、その志願者の価値観がわかります。
「就職のために売上を伸ばそうとしたのか、それとももともと達成意欲が高いのか」。もともと達成意欲が高い方が、評価は高くなるでしょう。
また行動を細かく聞くことで、面接官は、志願者に能力があるのか、ウソをついていないか、偶然成功したのでないか等を判別しやすくなります。
「あなたの役割は?」と聞かれて「ほとんど店長の指示でした」となれば、当然評価は下がります。
【おすすめの書籍】
『7つの習慣―成功には原則があった!』というロングセラーを読んでみてください。この書籍は仕事ができる人になるための習慣(行動)を紹介していています。こうした本を熟読しておけば、仕事がデキる人の行動がとれるようになるのでおすすめです。
【対策(応急処置)】
「仕事がデキる人」に模擬面接をしてもらいましょう。自分の自己PRに対して、上記のような質問を浴びせてもらい、回答にダメだしをもらいます。
模擬面接だけでも、コンピテンシー面接を通過する確率があがります。仕事がデキる人にアドバイスされることで、自分の意識や行動を見直すきっかけを得ることができます。