【授業料無料講座】ハローワークでホームヘルパー2級の資格取得(職業訓練)

職業訓練なら授業料無料】

雇用保険に加入していない離職中の社会人は、授業料無料で求職者支援制度(旧 基金訓練)の講座を受講することができます。テキスト代などは費用がかかるのですが、本来は10万円前後するような講座を格安・安い受講料で受講して資格を取得できます。

このホームヘルパー2級(訪問介護員養成研修2級課程修了)講座は、行政の行う講座ということもあってか、有料のものほどいい内容は期待できないこともあるのですが、受講費用が格安なのでお得です。


【求職者支援制度とは】

公共職業訓練は、主に雇用保険に加入している社会人対象の制度でした。ですが、雇用環境は極めて厳しい状況にあります。そこで、雇用保険に加入していなくても職業訓練が受けられるよう、求職者支援制度(旧 基金訓練)が発足しました。

東京都や、埼玉県、千葉県、神奈川県、大阪府など、全国の講座は次の公式ページで検索できます。

(講座 検索ページ)
求職者支援訓練認定コース情報検索

職業訓練厚生労働省の管轄です。職業訓練校運営に当たっては「委託事業」という形式を採用しています。認定コースの申し込みは行政(ハローワーク、職安)なのですが、実際に授業を行っているのは民間の資格取得学校や専修学校、一般企業などです。

行政が講座開講を民間の企業や団体に委託して行っているので、委託訓練、委託事業などと呼ばれます。

リンク先で全国のヘルパー講座を調べてみますと、ニチイ学館や三幸福祉カレッジ(日本教育クリエイト)、ほっと倶楽部(ニッソーネット)といった学校が講座を開講していることが分かります。

「本人の月給が8万円以下」といった審査の条件をクリアすれば、月々10万円の金額の職業訓練受講給付金をもらうこともできます。


【委託訓練の問題点】

民間の企業や団体は、どんなところでも申請が通れば職業訓練校になることができます。行政からもらえる補助金が半端なく多いので、儲けるためだけに基金訓練を実施している企業や団体も残念ながら見受けられます。そうしたところをうまく避けて講座選択することが大事です。

ハローワーク(職安)で相談したり、Yahoo!知恵袋などの口コミ相談などを活用したりして、評判のいい職業訓練校を選びましょう。


【埼玉県さいたま市の場合】

たとえば、埼玉県を例にとって見ていきます。雇用・能力開発機構埼玉センターのHPを見ると、現在受講生を募集している基金訓練認定コース一覧を確認することができます。

PDFファイルを開くと、介護ヘルパー2級養成講座以外にも、実にさまざまなコースが民間の学校や企業によって開催されているのがわかります。授業料無料講座ということで受講生が集めやすく、高額の補助金が得られるため、多くの民間団体が職業訓練校を立ち上げています。

平成23年6月〜7月開講の講座を見てみると、ホームヘルパー2級や介護職員基礎研修が、さいたま市や、春日部市上尾市所沢市で行われるのがわかります。主催する団体は、ニッソーネットや、ティー・エム・エス、ジョブシティカレッジといったところです。

よりよい訓練校を選ぶために、施設見学や事前の情報収集を入念にやっておくことをお勧めします。


【窓口など】

求職者支援制度に申し込むには、まずハローワークに登録する必要があります。相談員のカウンセリングを受けてから申請書を書き、実際に授業をする学校に提出します。その後面接や筆記試験を経て講座への参加となります。

※ヘルパー2級は2013年3月末で廃止。4月から新資格・介護職員初任者研修がスタートしています。新資格の職業訓練も、同様の要領で開講されています。
(2013年6月11日 追記)


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