【どうなる?お米の放射能】米のセシウム・放射能汚染(コメ)
【千葉と茨城の新米からセシウム検出】 *2011年8月25日更新版
2011年8月25日、千葉県、白井市の玄米から1キロ47ベクレルが検出されたと報道されました。これに先立ち、鉾田市の新米からは、同じく52ベクレルのセシウムが検出されています。
【汚染された阿武隈川の水を引いて稲作】
一番心配なのは「米」。週刊現代8月6日号によれば、牛肉以外で、セシウム汚染がもっとも懸念される食材は、コメだというのです。以下は、記事中の福島県の農家のコメントです。(p.61)
「うちの田んぼは阿武隈川の支流から水を引いているんだけど、県の指導では阿武隈川の川魚は捕ることも出荷することも禁じられている。そんな水を使って米を作っていいのか、県にも農協にも聞いたけど誰も教えてくれん」
福島県内では、アユが出荷規制品目になっています。
福島県は505品目の水産物を調査した結果、アユで15件、ヤマメ8件、アイナメ7件、イカナゴ6件で規制値を超えた。
・汚染物質が最大100倍までたまる魚も、もっとデータ公表を−専門家 - Bloomberg.co.jp
この出荷規制は、すなわち川が汚れていることを意味します。その川の水を使って汚染のない稲がつくれるのか、という問題に福島県の農家は直面しています。
【小麦はセシウム汚染】
一足早く、小麦の測定結果では、暫定基準値超えが出ました。
左の数字はセシウム134、右の数字はセシウム137。数値は1キロあたりの放射性セシウム。単位はベクレルです。
・食品の放射能検査データより。
福島県は(2011年7月)25日、広野町で採取した小麦から国の暫定規制値の1キロ当たり500ベクレルを超える放射性セシウム同630ベクレルを、田村市で採取したナタネから同720ベクレルを検出したと発表した。
・放射性物質:福島産の小麦とナタネからセシウム検出 - 毎日jp(毎日新聞)より。
同じような種類の作物と思われる小麦では、高濃度のセシウム汚染が確認されました。一方のコメは、果たして大丈夫なのでしょうか。
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・[http://d.hatena.ne.jp/rakkochan+jikopr/20110806/p1:title=【平成の米騒動】コメの放射能・セシウム汚染と保存方法(お米)]