柏の高級住宅街、5万ベクレル(千葉・柏市の放射能ホットスポット)

チェルノブイリの強制退去レベル超え】

5万2547ベクレル。千葉県、JR柏駅西口から約1.2キロの高級住宅街で1キロ5万ベクレルを超える放射性セシウムが検出されたと、週刊現代8月6日号が報じました。内訳は、土1キロ当たり放射性セシウム134が2万3663ベクレル、放射性セシウム137が2万884ベクレルであったということです。

週刊現代によれば、1キロ5万ベクレル超という数字は、1平方メートルに換算すると340万ベクレルという途方もない数値になるとしています。一方、チェルノブイリ原発事故の際、ベラルーシは、1平方メートル55万5000ベクレル以上で強制避難区域に指定しています。

なお、土の測定については、株式会社アレルギー食品検査センターが行ったということです。


【年間88ミリシーベルト

この5万ベクレルをシーベルトに換算すると、週刊現代によれば、毎時10マイクロシーベルトほどになるとのこと。で、年間では88ミリシーベルト福島県では避難区域になってしまいます。


柏市は速やかな対応を】

局所的とはいっても、極めて高い放射線区域が柏に存在するのはまぎれもない事実です。家庭単位で除染が行われた結果、ゴミ置き場なども高い放射線量になっていると聞きます。福島県内であれば、表土の除去や洗浄など、除染のための措置が講じられなくてはなりません。しかし、週刊現代の取材では、柏市は、土壌の調査はまだ行っていないという返答であったそうです。

福島原発の事故からすでに4か月以上たつのに、「調査もまだ」というのは何とも心もとない。セシウム放射能汚染への対応は早ければ早いほどいいと言われます。行政には、対応の速度アップを期待したいところです。


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