【まとめ】千葉県・柏市の放射能・ホットスポット(2011年7月現在)

柏市放射能に関する情報まとめ(2011年7月現在)】

当ブログでは、千葉・柏の放射能ホットスポットの情報を過去に掲載しました。

【アエラ】千葉県・柏市のホットスポット(放射能・放射線量が高い地域)
柏の高級住宅街、5万ベクレル(千葉・柏市の放射能ホットスポット)
【地図】放射能ホットスポット(三郷、千葉県流山、松戸、柏市マップ)

事故から数ヶ月が経ち、放射性ヨウ素は激減。今後問題になるのは、放射性セシウムストロンチウムトリチウムなどです。たとえば放射性セシウム137は半減期が30年ほど。ですので、除染作業を行わない限り、放射線量は減らせないのではないかと考えられます。そんなわけで、改めて柏市放射能放射線量の情報を整理してみました。


放射線量が高い20の地点】

フライデー(Friday)の8月12日号に、柏市内でもっとも放射線量が高い20の地点が掲載されました。

・中原小学校   0.44
・手賀東小学校  0.44
・田中小学校   0.43
・大津ヶ丘第一小学校 0.42
・旭東小学校   0.41
・藤心小学校   0.40
・高田小学校   0.39
・手賀西小学校  0.38
増尾西小学校  0.38
・松葉第一小学校 0.37
・旭小学校    0.37

・柏第三中学校  0.48
・中原中学校   0.48
・松葉中学校   0.41
・逆井中学校   0.41
・田中中学校   0.36
・豊四季中学校  0.36

オークス・ベストコンディションクラブ柏 0.48
柏市柏西口第一公園市民プール 0.42
・大津ヶ丘中央公園市民プール  0.41
柏市船戸市民プール      0.40

※数値は1時間当たりの放射線量(マイクロシーベルト)。地上1メートルの測定値。


【ここまでの千葉・柏の動向まとめ】

・清掃工場で7万ベクレル
・焼却灰保管場所で毎時0.67シーベルト
セシウム牛肉84キロ販売
柏市による野菜検査、除染スタート

市民からの要望書提出以降、ようやく柏市の重い腰があがり始めました。


【清掃工場で7万ベクレルのセシウム焼却灰検出】

柏市によると、柏市第二清掃工場で、6月24日に採取された焼却灰から7万800ベクレル、7月1日と2日の採取分からも6万ベクレルを超えるセシウムを検出。

・柏で7万ベクレルのセシウム検出 清掃工場の焼却灰 - 47NEWS(よんななニュース)より。


【保管場所、毎時0.67マイクロシーベルト

柏市内の清掃工場の焼却灰から1キログラム当たり7万ベクレル超の放射性セシウムが検出された問題で、(中略)最高値は最終処分場(柏市布施)の1時間当たり0・67マイクロシーベルト(地上5センチ)

東日本大震災:柏・セシウム焼却灰問題 最高値は0.67マイクロシーベルト /千葉 - 毎日jp(毎日新聞)より。

放射性物質の保管場所を決め、それが市内であれば、適切な施設を建設する必要があるかもしれません。


セシウム汚染牛肉】

柏市保健所によると、新たに三頭分約八十四キログラムが同市内で販売されるなどしたことが分かった。

東京新聞:セシウム餌汚染牛肉 新たに237・5キロ販売:千葉(TOKYO Web)(7月23日)より。


【青果・野菜の放射能汚染検査スタート】

柏市は八月から、市内産の青果に含まれる放射性セシウムの検査を始めると発表

東京新聞:市民の放射能汚染不安を払拭 柏市、青果検査へ:千葉(TOKYO Web)より。

250万円の放射能測定器を1台購入したとのことです。野菜だけでなく、牛肉、牛乳、豚肉、鶏肉、卵などもきっちり検査してほしいですね。


【今後の課題】

ようやく千葉県柏市の重い腰があがり始めたようです。今後については、速やかな測定と除染作業が期待されます。測定の中でとくに重要であると思われるのは、土壌の汚染調査、そして、ストロンチウムトリチウムの測定です。ストロンチウム90は、いったん体内に取り込まれると、長い期間、内部被曝を引き起こし続けます。また、トリチウムは水の中に入り込み、RO逆浸透膜浄水器でもろ過できないのではないかといわれる放射性物質です。

やるべきことは山積みですが、できるだけ早く方針を決め、放射能汚染の除去が行われることを期待したいです。