セシウム汚染図によれば、汚染範囲は北海道から中国・四国まで?(汚染マップ)

【最新のセシウム汚染図】

11月15日、NHKが報道したニュースによれば、セシウム137の汚染範囲は、北海道から中国・四国までの範囲におよぶ可能性が出てきました。

名古屋大学などの研究チームがまとめたセシウム汚染地図は、次の外部サイトのものが高画質です。

(地図)
セシウム137の土壌沈着シミュレーション(名古屋大学など)

上記はあくまで予測地図。ただ、これが正しければ、半減期30年のセシウム137が北海道にも一定量降下したことになります。

具体的なセシウムの量は、北海道東部の一部で1キロ当たり250ベクレル。中国・四国地方の山岳部で同じく25ベクレル程度。これが本当であれば、基本的に農作物や畜産物は西日本のものの方が比較的安全でしょう。


【これまでのセシウム汚染図】

上記以外に代表的なセシウム汚染図としては、文部科学省が作成したものと、wspeediの予測地図があります。

まず、文科省が作成したのは次の汚染マップです。

(地図)
東京、神奈川の放射能汚染マップ
新潟の放射能汚染地図
最新の汚染マップ(文部科学省。長野県、山梨県、岩手県、静岡県、岐阜県、富山県)

新潟の地図が入ったものが、現時点では最新版です。なお、詳細版は文部科学省の公式HPの中にあります。

(詳細版)
放射線量等分布マップ拡大サイト(文部科学省公式HP)


【「暗い緑色」以上の地域が放射能汚染地域】

上記の地図のうち、茶色っぽいものがセシウム汚染マップです。このセシウム汚染地図の「暗い緑色」以上の範囲が、おおよその放射能汚染地域、と定義できそうです(暗い緑色の地域は、1平方メートル当たり3万〜6万ベクレルの汚染)。日本の法律では1平方メートルあたり4万ベクレルの場所が「放射線管理区域」となります。法的には、自由に出入りできないわけですから、人が住んだり、農業をしたりしない方がよい場所です。


【wspeediの予測地図】

(地図)
wspeediによる放射能汚染予測マップ
上記の地図の元データ(文部科学省のHP内のPDFファイル)

上記の予測地図によれば、北は秋田県山形県、西は新潟県、長野県、山梨県、愛知県にまで、一定量セシウムがっ降下した可能性があります。ただ、行政による予測は実際よりも控えめなのではないか、という声がネット上にはあります。

もう1つ。有志団体・放射能防御プロジェクトが独自に調べたセシウム汚染地図があります。

(地図)
放射能防御プロジェクトによる関東土壌汚染調査結果マップ


もう、どこまで汚染地域かがよくわかりませんね。私は念のため、放射能検査を行っている食材宅配大手4社を使い、西日本や海外の食品中心に、お取り寄せするようにしています。


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・[http://d.hatena.ne.jp/rakkochan+jikopr/20111029/p1:title=【食べてみた】震災前さんま(放射能,秋刀魚,大地を守る会の魚)]