【福島のセシウム 急増】武田教授、強風との関係を否定

2012年1月、福島県セシウム降下が急増。

東京電力福島県は、このセシウム増加について、「強風が原因の可能性」と言及。しかし、中部大学の武田邦彦教授は、1月10日、自身のブログで「セシウム急増と風との関係は、ほとんど見受けられない」とし、強風説を否定しました。

以下、武田教授のブログより。

福島の土地に落ちたものが再び舞い上がるには、「乾燥した日で風の強い日」に定時降下物が増えるはずですが、これまで数回にわたって高い値が観測されたものを調べてみますと、風との関係がほとんど見られません。このグラフはネットからいただいたもの(いつものように多くの人の健康に関するので、お断りして使わせていただいています)ですが、雨の日は少ないのですが、風との関係が見られないのです。

武田教授のブログ(緊急速報 セシウム降下物が急増した原因)より。

武田先生は、上記の記事の中で、次のように結論づけています。

1) 空気中に飛散しているセシウムは、福島原発由来のものである、

2) 原発から直接でているのか、一度、大地に落ちたものかは粒径が不明なのでまだわからない、

3) 原発からならN95、二次飛散なら花粉用のマスクで十分です。花粉用のマスクの方が孔が小さいので、呼吸はずっと楽と思います、

4) 雨が降ったときには飛散しないが、風の強さとか関係がない(理由不明)、

5) 国や県の発表が2日遅れるので、今後、1週間ぐらいはマスクが必要


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・[http://d.hatena.ne.jp/rakkochan+jikopr/20111214/p1:title=本当の放射能汚染マップ]