【放射能】「黒い粉」と「3号機」との関係は?(福島県南相馬市)
【黒い粉、108万ベクレル】
福島県南相馬市で見つかった「黒い粉」「黒い物質」は、福島原発3号機由来なのではないか?そんなウワサがネット上で流れています。
産経新聞などの記事によれば、福島・南相馬の市民団体「フクシマの命と未来を放射能から守る会」が、1キロあたり約108万ベクレルのセシウムを検出したと発表。場所は、旧緊急時避難準備区域の駐車場の土壌から、とされています。
(ソース)
・産経新聞:【放射能漏れ】福島・南相馬市「108万ベクレル」 市民団体、土壌を測定
(2012年2月20日)
http://www.sankeibiz.jp/econome/news/120220/ecc1202201453002-n1.htm
【3号機爆発の際の煙も「黒色」】
2011年3月、福島第一原発3号機が爆発。この際の煙の色も、黒色だったことで知られます。煙の色は、次の動画で確認することができます。
・【動画】3号機の爆発(youtube)
*削除されてしまったようです。
上記の動画では、1号機と2号機の爆発を比較しています。確かに、1号機の爆発の際の煙は白色で、3号機の爆発の際の煙は黒っぽい色であることがわかります。動画の中で、原発の専門家アーニー・ガンダーセン博士は、
「ウランとプルトニウムが揮発すると、黒色になる」
と述べています。
【山内教授:「枯れた草では?」】
神戸大学の山内知也教授は、土壌に含まれていた枯れた植物が集まったことによって、濃縮が進んだ可能性がある、と予測しています。
専門家がこう言っていますので、現在のところ、黒い粉・物質と3号機の関係を結びつける証拠は出ていません。
しかし、いずれにしても、少なくとも、黒い粉が見つかった場所の周辺については、「人間が健康に暮らせる場所ではない」ということが言えると思います。
【関連記事】
・[http://d.hatena.ne.jp/rakkochan+jikopr/20120216/p1:title=【公式発表】茨城県でプルトニウムとストロンチウムを検出!]