福島郡山市の子供に甲状腺ガンの疑い。チェルノブイリでは、事故の翌年から増加(wiki)

週刊文春が3月1日号で、「福島の郡山市の子供2人に甲状腺癌(ガン)の疑い」という記事を掲載。物議を醸しています。

記事には、また、「成人女性1人の甲状腺ガンが確定」とも書かれています。

ネット上を巡回すると、「福島第一原発事故から1年しか経過していないのに、甲状腺ガンはありえない」という声を目にします。

しかし、wikiによれば、チェルノブイリ事故においては、事故の翌年の1987年から甲状腺ガンが増加した、という記載が見受けられます。

以下、wikipediaからの引用です。

1995年、世界保健機関 (WHO) は、子供と若年層に発生した700件近い甲状腺癌をこの事故と関連付けた。10件の死亡が放射線に原因があるとした。しかし、検出される甲状腺癌が急速に増えているという事実は、そのうち少なくとも一部はスクリーニング過程によって作り出されたものであることを示唆している。放射線により誘起される甲状腺癌の典型的な潜伏期間は約10年であるのに対し、一部地域での小児甲状腺癌の増加は1987年から観測されている。しかし、この増加が事故と無関係なのか、あるいはその背後にあるメカニズムかは、まだ十分に解明されていないとIAEAは主張している。

以上、ウィキペディアチェルノブイリ原子力発電所事故 より。
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%81%E3%82%A7%E3%83%AB%E3%83%8E%E3%83%96%E3%82%A4%E3%83%AA%E5%8E%9F%E5%AD%90%E5%8A%9B%E7%99%BA%E9%9B%BB%E6%89%80%E4%BA%8B%E6%95%85

原発事故との関係はまだわかりません。しかし、「1年後の甲状腺ガンは事故とは関係ない」という全否定ではないようです。ですので、東日本では、今年から、甲状腺の診断を入念に行っていく必要がありそうです。


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