【スクープ】甲状腺被曝、本当は福島県で最高87ミリ。ガンは大丈夫?(朝日新聞)

朝日新聞のスクープです。

福島県で、甲状腺の被曝量が87ミリシーベルトが1人、50ミリシーベルト超えの人が5人いたことがわかりました。

放射性ヨウ素半減期が短いため、福島第一原発事故後すぐに検査しなくてはならないものでした。貴重な診察は、弘前大学被ばく医療総合研究所の床次眞司(とこなみ・しんじ)教授らが、事故の約1カ月後に行っていました。人数は65人。

以下、朝日からの引用です。

東京電力福島第一原発事故で、放射性ヨウ素によって甲状腺に90ミリシーベルト近い被曝(ひばく)をしていた人がいることが分かった。弘前大学被ばく医療総合研究所の床次眞司(とこなみ・しんじ)教授らが、事故の約1カ月後に行った住民65人の測定結果を分析した。被曝した人の約半数が10ミリシーベルト以下だったが、5人が50ミリシーベルトを超えていた。

(中略)

最高は87ミリシーベルトで、事故後、浪江町に残っていた成人だった。2番目に高かったのは77ミリシーベルトの成人で、福島市への避難前に同町津島地区に2週間以上滞在していた。子どもの最高は47ミリシーベルト詳しい行動は不明だ。

国が昨年3月下旬、いわき市、川俣町、飯舘村の子ども1080人に行った測定では、35ミリシーベルトが最高値と公表されていた。

朝日新聞甲状腺被曝、最高87ミリシーベルト 50ミリ超も5人
 (2012年3月9日8時59分)
 http://www.asahi.com/national/update/0309/TKY201203090004.html

たった65人でこの被曝量。87ミリというのは、人間の一生分の許容被曝量です。しかも、事故後たった1か月の数字で浴びてしまったことになります。朝日新聞は同時に、記事の中に福島県SPEEDI放射能汚染マップを掲載。この地図は、事故後比較的早い時期に公表され、黙殺されていたものです。地図を参考にすれば、100ミリ以上被曝してしまった人も少なくないのではないでしょうか。


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・[http://d.hatena.ne.jp/rakkochan+jikopr/20111214/p1:title=本当の放射能汚染マップ]