【福島】2号機に1日いたら、半数の人間が死亡するかもしれないことが判明。

NHKニュースなどの報道によれば、2号機で1時間あたり最大160ミリシーベルト放射線量を記録しました。

この「毎時160ミリシーベルト」という数字は、いったい何を意味するのでしょうか。

ざっくり言えば、福島の原発2号機の高線量ゾーンに1日24時間いたら、半数の人が死んでしまうほどの超高線量だということになります。

半分の人間が死んでしまうのが、およそ4シーベルトの被ばく。シーベルトは4千ミシリーベルト。4000ミリシーベルトを160ミリシーベルトで割ると、25。つまり、毎時160ミリシーベルトを25時間浴びると、半分の人が死んでしまうことになります。

(参考)
産経新聞:人体に影響する放射線
 http://www.iza.ne.jp/news/newsarticle/event/disaster/497240/slideshow/400749/

以下、NHKニュースからの引用です。

東京電力福島第一原子力発電所で、2号機と3号機の原子炉建屋の地下に、作業員が入って、事故後初めて、格納容器の下部にある圧力抑制室付近を調査し、2号機では1時間当たり160ミリシーベルトの高い放射線量が測定されました。

(中略)

2号機では、圧力抑制室の入り口の扉を開けて周囲を調査したところ、1時間当たり最大で160ミリシーベルト放射線量が測定されました。

(中略)

東京電力松本純一本部長代理は、「2号機、3号機とも放射線量が非常に高いことが分かった。作業員が入って調査するのは難しく、今後の調査はロボットを使う必要がある」と話しています。

以上、NHKニュース:圧力抑制室付近 作業員が初調査 より。
 (2012年3月14日 22時42分)
 http://www3.nhk.or.jp/news/html/20120314/t10013725711000.html

1日で半数の人間が死んでしまうかもしれない場所で、人間が作業ができるはずもありません。福島第一原発事故が収束させられるかどうかは、どうやらロボットの性能にかかっている、と言えそうです。


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