【富士山は大丈夫?】巨大地震で噴火の可能性(2012年3月)

【富士山は大丈夫なの?】

NHKニュースによれば、2012年3月、火山の防災対策についての国の検討会は、過去の例から、去年の巨大地震の影響で噴火が誘発される可能性があるとして、観測体制の強化や専門家の育成が必要だとする報告書の案をまとめた、ということです。

富士山の噴火が、現実味を帯びてきたようです。


【300年前の悪夢】

300年前の江戸時代に、西日本と東日本で大きな被害が出た「宝永地震」(マグニチュード8.6)の1か月余りあとに、富士山で大規模な噴火が起きています。

海外でも、地震の後に火山の噴火が起こった事例があります。

インドネシアスマトラ島沖の巨大地震では、地震のあと4か月から3年の間に、インドネシア国内にあるタラン火山やムラピ火山などが噴火。去年3月の地震を除く4回は、地震の数日から数年あとに比較的近い地域で火山が噴火しています。

2010年チリで起きたマグニチュード8.8の巨大地震の1年3か月後には、コルドンカウジェ火山が噴火して、およそ4000人が避難したほか、1400キロ離れた空港が一時火山灰の影響で閉鎖されました。

検討会の座長・東京大学の藤井敏嗣教授は、「過去の例では、巨大地震のあと数年以内に近くの火山が噴火しており、避難の方法など事前に検討する必要がある。また、噴火の前兆を確実につかむため、日頃から精度の高い観測体制も必要だ」と話しています。

(ソース)
・NHKニュース:“巨大地震で噴火誘発の可能性”
 (2012年3月21日)
 http://www3.nhk.or.jp/news/html/20120321/k10013875321000.html


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