「放射能汚染マップの青色の地域の子供は避難を」by 松本市長 菅谷昭 氏

放射能汚染マップの青色の地域は、子供だけでも避難を」

松本市長 菅谷 昭 氏は、こうコメントしています。

(2012年3月30日更新。放射能汚染マップを、文部科学省作成のセシウム137広域版に差し替えました)

菅谷 昭 氏は、ベラルーシに滞在し、子供たちの健康被害を目の当たりに見てきた人物として知られます。
菅谷氏は、具体的には次のように述べています。

今回の事故で放出された放射性物質はチェノブイル事故の時の10分の1〜2程度と言われていたが、この図を見ると、むしろ福島の方が汚染度合いは高い。事故当初に米国が80Km圏内を避難区域としたのも当たっていたと言える。結局、政府はこういった事実を知らず、若しくは知ってはいても何も分からないまま、すべての判断をしていた訳だ。私は、この図で青色に塗られた地域に関しては、せめて子どもたちだけでも避難させたほうが良いと思う

・金融ファクシミリ新聞 TOPインタビュー より。
 (記事は、削除されてしまったようです。全文は、次のURLの外部ブログがコピーを掲載しています。)
http://blog.goo.ne.jp/tarutaru22/e/0630e46c2acbbea47d8a65812178844d

上記のセシウム137の汚染マップを見てみます。

すると、青色以上の放射能汚染地域は、福島県内にとどまりません。群馬県や栃木県、そして宮城県茨城県にもあります

なお、詳細な汚染地図は、Yahoo!JAPANのものが便利です。

■航空機モニタリングによる放射能汚染マップ(文部科学省
 http://radiation.yahoo.co.jp/airborne/

菅谷さんは、これらの地域の子供の避難を提案しています。菅谷さんは、ベラルーシで、これらの地域よりも汚染が少ない場所に住んでいました。しかし、子供たちには、免疫不全、いわゆるチェルノブイリエイズの症状が見られたといいます。チェルノブイリエイズの症状は、子どもたちの免疫機能が落ちるために、風邪が治りにくくなったり、非常に疲れやすくなったり、貧血になるといった状態に陥るのだそうです。

(参考)
・菅谷さんプロフィール

信州大学医学部卒業。聖路加国際病院での研修を経て、信州大学医学部第二外科学教室に入局。1976年、トロント大学に留学して甲状腺疾患の基礎研究を学ぶ。1991年から、松本市NGOによるチェルノブイリ原子力発電所事故の医療支援活動に参加する。1993年、信州大学助教授に就任。

1996年から、ベラルーシ共和国の首都ミンスクの国立甲状腺がんセンターにて、小児甲状腺癌の外科治療を中心に医療支援活動に従事した。1999年、チェルノブイリ原発事故により高度に汚染されたゴメリ州の州立がんセンターで医療支援活動にあたる。

以上、wikiより。
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E8%8F%85%E8%B0%B7%E6%98%AD


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・[http://d.hatena.ne.jp/rakkochan+jikopr/20120315/p1:title=【福島】2号機に1日いたら、半数の人間が死亡するかもしれないことが判明。]