【まとめ】NHK 富士山 噴火の可能性は?(2012年4月放送)

NHKは、4月、富士山の噴火の可能性を探る番組を放送しました。

タイトルは、サイエンスZERO「富士山 噴火の可能性は?〜巨大活火山の本当の姿〜」

結論的にはありきたり。しかし、噴火の歴史やメカニズムを、わかりやすく解説してくれています。


【番組概要】

・チャンネル:Eテレ3
・放送日: 2012年4月8日(日)
・放送時間:午後11:30〜午前0:00(30分)
・出演者
 ゲスト:東京大学名誉教授…荒牧重雄
 司会 :南沢奈央竹内薫中村慶子
 語り :平野哲史


【番組内容の要約】

■結論

活火山ということで、いつ噴火が起きてもおかしくない。
 しかし、2012年4月8日現在、噴火の兆候は見られない

■ポイント

・2011年3月11日の東日本大震災後、地震の回数がケタ違いにハネあがっている。
・2011年3月15日、研究者の間で、緊張が走った。富士宮市震源に、震度6強の地震が起こった。震度6強は、静岡県内で観測史上初。
・富士山は、日本最大の活火山。2000年の間に30回噴火した。間隔は、100年から200年。ところが、1707年に宝永噴火が起こってからは、300年間、沈黙している。
・地下の深いところで低周波地震が多くなっている。2000年の終わりごろから、低周波地震が増え始めた。低周波地震は、地下のマグマによって起こると思われている。低周波地震は、噴火の兆候と考えられることもある。
・2008年、GPSデータに変化が。御殿場と富士宮の距離が2センチ広がった。これは、マグマが上昇してきた証拠ではないか、とも考えられる。
・裾野でも複数の噴火が起こった。
東京大学の荒巻重雄教授(富士山ハザードマップの責任者):噴火には兆候がある→予報は、ある程度可能である。
噴火の場所は、裾野からどんどん頂上に上がってきている
・1万年に1回程度の間隔で、山腹の一部が大崩壊(山体崩壊)。ひとたび崩壊すると、時速100キロの速さで大量の土砂が裾野の街に襲いかかる。一例としては、御殿場。過去に御殿場一帯に大量の土砂が流れ込んだのではないかと考えられる。山体崩壊については、予測も、逃げるのも難しい


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・[http://d.hatena.ne.jp/rakkochan+jikopr/20120130/p1:title=富士山噴火の可能性?東原亜希ブログ「富士山きれいすぎ」]