【放射能】福島第一原発の地下水から「放射性トリチウム」を検出
毎日新聞によれば、福島第一原発の地下水から放射能「放射性トリチウム」が検出されました。
東京電力は、濃度が微量であることを理由に、この放射能汚染水を海に流したい、としています。
以下、毎日新聞からの引用です。
計画では、1〜4号機の原子炉建屋から80〜200メートル山側の高台に、井戸(直径30センチ、深さ32メートル)を14本掘り、今年秋から地下水のくみ上げを始める。ただし、試験的に掘った井戸3本のうちの1本の地下水では、ごく微量の放射性物質トリチウムが検出されたため、経済産業省は「海に流す前に地元自治体や漁協に理解を得たい」としている。
以上、毎日新聞:<福島第1原発>井戸で地下水くみ上げ 汚染水低減へ より。
(2012年4月23日)
【トリチウムとは】
放射性トリチウムは、三重水素。通常、トリチウム水という水の形で存在します。
【トリチウムの毒性・危険性についての概要】
2011年12月28日、NHKは、「低線量被ばく 揺らぐ国際基準 追跡!真相ファイル」という番組を放送しました。番組の中で、トリチウムが原因でガンになったのではないか、とする内容が放送されました。
・場所:アメリカ・イリノイ州シカゴの原発周辺。
・原子力発電所の排水に放射性トリチウムが含まれている。
・周辺の住民20年間1200万人の病気の履歴を分析
→他の地域と比較して、脳腫瘍・白血病30%以上増加。小児ガンは2倍になった。
*「低線量被ばく_揺らぐ国際基準_追跡!真相ファイル」より。
やはり、京都大学の小出裕章先生が言うように、「体にいい放射能はない」というのが正しいような気がします。
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・[http://d.hatena.ne.jp/rakkochan+jikopr/20120422/p1:title=小出裕章:「日本はひどい国」(放射線管理区域をめぐって)]