【介護資格】無試験は2012年度まで。ヘルパー2級、2013年度から筆記試験

【介護資格が変わる。無試験は2012年度まで】

これまでは無試験だったホームヘルパー2級の資格取得。
2013年度(平成25年度)からは、筆記試験が課されることになりました。

ヘルパーの資格取得の方法が、大きく変わることになったのです。
新しい資格のステップは、次のようになります。

介護職員初任者研修課程(130時間。旧 ヘルパー2級)

介護福祉士養成のための実務者研修(450時間。旧 介護職員基礎研修)

介護福祉士(国家資格)

認定介護福祉士(新設予定)

介護は、人の命をあずかる重要な仕事。なのに、これまでヘルパー2級は無試験であったばかりでなく、本人確認すらなされていなかったのです。資格をめざす人には負担が増えることにはなりますが、これまでの「無試験」という状況は、あまり好ましくない面もあったのではないでしょうか。

また、これまでは介護資格のキャリアパスがごちゃごちゃしていてわかりづらい面がありました。その点については、「認定介護福祉士を到達点としたスッキリしたルートになる予定です。

期待の大きかった介護職員基礎研修については、残念ながら短命のうちに廃止。ただ、移行措置として50時間以内の研修を受ければ、新資格「介護福祉士養成のための実務者研修」を取得することができます。介護福祉士実務者研修は、2016年1月の介護福祉士試験から必須になる予定です。

新しく初任者研修が始まりましたが、ヘルパー2級を持っていれば、これまでどおり問題なく訪問介護の仕事を続けることが可能です。

なお、筆記試験は国家資格ではなく、資格取得学校などが独自に行うものです。資格学校大手のニチイ学館や三幸福祉カレッジに電話してみましたが、難易度はさほど難しくなく、確認テストのような位置づけのようです。おおむね、講座修了時、1時間程度の時間を使って実施されるようです。

ただ、学校ごとの試験であるため、受講前に難易度や合格率を確認しておいた方がよさそうです。詳しい情報については、各資格スクールに直接問い合わせるのが正確です。

(2013年5月9日更新)


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・[http://d.hatena.ne.jp/rakkochan+jikopr/20120219/p1:title=【授業料無料】介護職員初任者研修課程の資格取得(旧 ヘルパー2級)]