【為替】どこまで下がるの?ユーロ債務危機問題を「伝説の投資家」が予測

【(為替)どこまで下がるの?ユーロ債務危機問題を「伝説の投資家」が予測】

かつてイギリスという国家を相手に「為替戦争」に勝ったことがある伝説の投資家「ジョージ・ソロス氏」。そのソロス氏が、ユーロの行く末を予測していますので、メモに残しておきたいと思います。

「私の判断では、欧州当局者に残された時間はあと3カ月だ」
日経新聞によれば、ソロス氏は6月の初頭にこう述べたと言います。

具体的な施策としては、次の2つが柱となるそうです。

1、欧州安定メカニズム(ESM)を通じ域内の銀行への直接的な資本の注入
2、預金の流出を防ぐための「欧州預金保険機構

これが実現できなければ、ユーロの危機はさらに深刻なものになるようです。

(ソース)
日経新聞:ソロス氏の警告「ユーロ崩壊、猶予は3カ月」(NY特急便)
 (2012年6月5日)
 http://www.nikkei.com/markets/kaigai/nyexpress.aspx?g=DGXNASGN0500J_05062012000000

ソロス氏によれば、ユーロ危機の解決のためには、単にギリシャなどの借金まみれの国を切り離すだけでは済まないというのです。

ドイツから国外に出たお金は、ギリシャなど、財政危機・国債暴落の危機に陥ってる国にも流れています。国債破綻の危機にある国をユーロから切り離すと、ドイツは流出したお金の回収ができなくなってしまうようなのです。

問題の根本的な解決のためには、複雑な外科手術が必要なようです。