【為替】５兆円超の「日韓通貨スワップ」減額はできない？（円,ウォン）

【為替】５兆円の「日韓通貨スワップ」減額はできない？（円,ウォン）

「日韓通貨スワップ協定の減額」などできないのでは？
竹島問題をめぐり、日韓関係は急速に悪化の一途をたどっています。しかし、そうは言っても、ネット上には、「経済制裁など無理なのではないか」という声が見受けられます。

なぜなのでしょうか。

５兆円以上に拡大した「円−ウォン」の通貨スワップ。通貨スワップとは、当事国が通貨危機に陥った際、あらかじめ定めた一定のレートで、協定相手国の通貨を融通し合う協定です。

２０１１年１０月、野田首相は、これまで最大でも２兆円程度だった枠を、５兆円以上に拡大。これにより、ウォンが通貨危機陥り、韓国経済が壊滅的な打撃をこうむる危険性が極めて低くなったと考えられています。

（参考）
・サーチナ：日韓通貨スワップ拡大、報道されない真相？＝為替王
　（２０１１年１０月２４日）
　http://news.searchina.ne.jp/disp.cgi?y=2011&d=1024&f=business_1024_158.shtml

問題は、韓国の主要企業の株式の半分以上を、実質外資が所有していると思われることです。それがもし本当だとすると、韓国の株価が下落すれば、韓国以上に外資企業が損失をこうむるのです。

たとえばサムスン電子の場合、現在、外国人持分率は４９％だと言われています。

（ソース）
・日経ビジネス：なんで？　史上最高業績なのにサムスン電子の株価が下落
　（２０１２年８月９日）
　http://business.nikkeibp.co.jp/article/world/20120807/235403/?rt=nocnt

しかし、４９％といっても、韓国の銀行にも外資資本が入っており、それらも合わせれば、軽く半分を超えるようなのです。なので、もし日本が韓国に経済制裁を加えれば、実質的には、外資グローバル企業にケンカを売ってしまうことになりかねません。

こうしたことが背景にあるために、韓国が日本に対して、強気に出ている面がありそうです。

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・[http://d.hatena.ne.jp/rakkochan+jikopr/20120811/p1:title=【為替】どこまで下がるの？ユーロ債務危機問題を「伝説の投資家」が予測]