【韓国】サムスン電子、米国で敗訴。ウォンは暴落するの?(2012年)

賠償金10億5100万ドル。

注目されていた米アップルと韓国サムスン電子の特許侵害訴訟。裁判の判決は、アップルの全面勝利となりました。

(ソース)
・ロイター:アップルが特許訴訟で全面勝利、サムスンに10.5億ドル支払い命令
 (2012年8月25日)
 http://jp.reuters.com/article/technologyNews/idJPTYE87N05E20120825

これを受けて、ウォンはどうなるのでしょうか?


サムスンは、韓国経済の象徴】

サムスンの売上高は、韓国GDPの2割。
よくこんなフレーズを目にします。

サムスンが韓国経済に占める比重は圧倒的。国策企業と言っても過言ではありません。

これまで韓国の株価は、サムスンをはじめとした大企業数社がけん引。リーマンショック後、右肩上がりで急上昇してきました。しかし、今回の判決で、雲行きがあやしくなってきました。

ネットの口コミを見ると、サムスンは控訴できるようです。しかし、実際のダメージはなくても、サムスンのイメージ戦略上は大きな打撃をこうむることが予測されます。


【ウォン急落に警戒を】

韓国の通貨危機は、1997年のものを含めて、大小合わせると3回起こったとされています。いずれも、貿易収支が赤字か、急激に悪化したときに発生したと言われているのです。

過去の記事で触れましたが、輸出は、2012年7月、前年同月に比べて8・8%減。さらに、8月は貿易収支が赤字に転落する可能性が高くなっています。そして、好転のきざしが見えていません。

詳しくは、当ブログの次の記事をご覧ください。

【経済】韓国国債の暴落・デフォルトの可能性はあるの?(2012年)

悪条件が重なっており、ウォンがいつ暴落してもおかしくない状況のように思います。


【関連記事】

・[http://d.hatena.ne.jp/rakkochan+jikopr/20120821/p3:title=韓国ウォン、暴落の可能性は?国債購入、日韓通貨スワップ協定見直しも]