【決定版】ニュースを使って「日本語→英語」ラクラク勉強法

「いきなりニュース英語」というのは、ハードルが高すぎます。

たとえるなら、基礎もできていないのにZ会の通信添削に手を出すようなものだからです。

私は以前、Z会で働いたことがあります。実際に教えてみても、基礎をおろそかにして難易度の高いものに手を出すタイプの人は、実力を伸ばすことができません。なので、ニュースを用いた英語学習は、「いかに負担を減らすか」が勝負なのです。

toeic(トーイック)のスコアが600点〜700点レベルの人にとって、もっとも効果的なのは、次の2つのサイトです。

・VOA(ボイス・オブ・アメリカ
 http://learningenglish.voanews.com/
・NHK WORLD
 http://www3.nhk.or.jp/daily/english/index.html

ともに、音声や動画つきです。

VOAは、アメリカの番組なのですが、英語学習者のために、語彙を1500語におさえてくれています。ですので、その1500語さえマスターすれば、大きな成果をあげることができます。

1500語を習得するには、次の単語集が便利です。

・『VOAが選んだニュース英単語Basic1500(CD-ROM付) (中学英語の基礎から始める!) 』
 出版社:コスモピア
 価格:1680円

NHKについては、ふだん日本語のニュースに接していれば、内容があらかじめわかります。なので、少ない負担で学習できます。

語彙は、CNNなどに比べて、やさしめのものを使ってくれていると感じます。

ただし、トーイック600点に満たない場合や、高校英語でつまずいてしまった人は、ニュース以外の教材をお勧めします。なんだかんだいっても、ニュース英語自体、難易度が高めであるためです。

VOAとNHKワールドをちょっと試して、「ほとんどわからない」といった場合、負担が大きすぎの可能性大です。

基礎に立ち戻り、まずは、もっとやさしい教材を使ってトーイック600点、大学受験英語レベルをめざしましょう。

これは英語に限りませんが、勉強は、基礎から段階的にレベルをあげていってこそ、効果があがるもの。

一歩一歩、基礎を踏みしめながら、楽しく学習することが大事です。


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