韓国経済の実態は「スタグフレーション」(2012年9月)

2012年、現在の韓国経済の実態は、「スタグフレーション」なのだと言います。

いったいどういうことなのでしょうか。

スタグフレーションとは、不況(stagnation)と、インフレーション(物価高)の合成語。景気が停滞局面になのにもかかわらず、物価が上昇してインフレーションが起こっている状況を指します。世界経済が減速し、韓国の景気も停滞局面にあります。しかし、物価は上昇しているのです。

韓国KBSによれば、自動車の輸出増加率は、2012年上半期は15・7%。しかし、7月はマイナス4%に落ち込みました。当初ITや造船業界での輸出の鈍化が、現状では自動車や石油製品、鉄鋼などにも広がっているそうです。

(ソース)
・KBS:スタグフレーションが心配 不況なのに物価上昇
 (2012年9月3日)
 http://world.kbs.co.kr/japanese/news/news_Ec_detail.htm?No=45111&id=Ec&page=1

物価については、ウォン安の影響で輸入製品が高騰。石油などのエネルギー関連や食糧費が高止まりしていると言われています。

「景気が悪いのに、生活必需品が物価高」というのは、なかなか厳しい状況です。


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・[http://d.hatena.ne.jp/rakkochan+jikopr/20120821/p4:title=【韓国経済の実態】最大の問題は、「通貨危機時をしのぐ負債」(2012)]