【韓国】経済危機でも「国債格付けは日本より上」の謎(2012年9月)

格付け会社フィッチは、9月6日、韓国の国債格付けを「A+(シングルAプラス)」から「AA−(ダブルAマイナス)」へと引き上げ。「A+」の日本を上回ることになりました。

どういう理由からなのでしょうか。

朝鮮日報によれば、フィッチは格上げの理由は2つ。「韓国が安定的な経済成長を達成していること」と、「韓国の財政の健全性が高い点」であるということです。

(ソース)
朝鮮日報:フィッチが韓国の格付け引き上げ、日本上回る
 (2012年9月7日)
 http://www.chosunonline.com/site/data/html_dir/2012/09/07/2012090700558.html

もしこれが本当なら、韓国は経済危機ではないということになります。ならば、日韓通貨スワップ協定の延長も、日本による韓国国債の買い入れも必要ありません。日本は、これまで韓国が必要としていないことをしようとしていたのでしょうか。

ただ、ネット上では、格上げに対しての疑問の声も見られます。

格付け情報の信頼性については、まずは、「10月にスワップ協定の更新が実施されるかどうか」が判断の第一ポイント。そして、更新されなかった場合、以後1〜2年、株や為替等で韓国経済に打撃がないかどうかで評価が決まるように思います。


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