【韓国経済】サムスン電子の株価が最高値更新
■韓国経済:サムスン電子の株価が最高値更新
サムスン電子は、11月23日、上場来高値を更新しました。サムスンの11月23日の終値は、143万7千ウォン。日本円になおすと、10万9千円ほどです。
チャートを見てみますと、10年間で約3倍になっています。
(株価)
・サムスン電子の株価チャート(ロイター)
http://jp.reuters.com/investing/quotes/chart?symbol=005930.KS
サムスンが大躍進する一方で、日本のソニーやパナソニックの株価は急落しました。ソニーやパナソニックが顧客を失っていったのと対照的です。
しかし、ここに来て風向きが変わりつつあります。過去の記事で触れましたが、毎年100万口座以上増えてきた韓国の株式取引の活動口座は、2012年は24万増の1927万口座にとどまりました。
さらに、為替は、ウォン安からウォン高へ。そして、円高から円安へとシフトしています。この傾向が続けば、サムスンにとって、厳しい経営環境になるかもしれません。
■ゴールドマン・サックス資産運用部門が韓国から撤退
ゴールドマンサックスの資産運用事業が韓国撤退を表明しています。さらに、ドイツ銀行やフィデリティ・インベストメンツ、INGグループも、韓国の資産運用事業の一部売却を検討しているとされています。
ゴールドマンの広報担当者は「韓国市場での資産運用ビジネスはわれわれの期待に及ばなかった」と述べているということです。
外資撤退のタイミングが重なっているのが気になります。韓国株や不動産への投資については、また外資が戻り始めてからの方が安全であるように感じます。
(2013年6月11日更新)