韓国経済は、リーマンショック以来の危機的状況

■韓国経済はリーマンショック以来の危機的状況

2012年7〜9月の韓国経済の成長率は前年同期比1.6%。これは2009年7〜9月に1%を記録して以来、最低の値だと言います。

サムスン現代自動車、SK、LG電子など12の大手企業グループは、92の上場会社を保有。そのうち25社は、営業利益が少なすぎて 金融負債の利子が払えなかったとされています。

(ソース)
日経ビジネス:岐路に立つ韓国経済 大手企業のビジネスにも影
 (2012年12月3日)
 http://business.nikkeibp.co.jp/article/world/20121129/240310/?P=2

借りたお金の利子すら払えないという現状は、尋常ではありません。
過去の記事で触れましたが、庶民の借金も深刻です。韓国では、1998年に183兆ウォンだった個人債務が、2012年6月末に922兆ウォンにもふくれあがっています。

【韓国経済危機】個人負債が4倍に拡大。922兆ウォンに(2012年)

ちょっとしたきっかけがあれば、企業も個人も、連鎖的に破産しかねない状況と思われます。


ゴールドマン・サックス資産運用部門が韓国から撤退

ゴールドマンサックスの資産運用事業が韓国撤退を表明。さらに、ドイツ銀行やフィデリティ・インベストメンツ、INGグループも、韓国の資産運用事業の一部売却を検討しているとされています。

ゴールドマンの広報担当者は「韓国市場での資産運用ビジネスはわれわれの期待に及ばなかった」と述べているということです。

【韓国経済の実態】外資系企業が撤退している3つの理由(2013年)

それにしても、外資撤退のタイミングが重なっているのが気になります。韓国株や不動産への投資については、また外資が戻り始めてからの方が安全であるように感じます。

(2013年6月11日更新)