【介護福祉士】この資格でできることってヘルパーと違うの?

介護福祉士は国家資格】

介護資格には、介護職員初任者研修(旧 ヘルパー2級)や介護福祉士があります。介護福祉士の方は国家資格である点が大きな違いです。ともに資格があれば訪問介護の仕事ができます。

2016年1月から、介護資格は次のようなキャリアパスになります。

■初任者研修ルートで介護福祉士になるには

介護職員初任者研修課程(旧 ヘルパー2級)

介護福祉士養成のための実務者研修(旧 介護職員基礎研修)

介護福祉士(国家資格)

認定介護福祉士(仮称。新設予定)

※初任者研修を飛ばして、450時間分の授業を消化することで、実務者研修を修了することも可能です。


介護福祉士は「サービス提供責任者」になれる】

介護福祉士の資格があれば、サービス提供責任者になることができます。責任者の仕事は、「介護事業所の主任」的な位置づけです。ヘルパー2級でも、実務経験が3年あれば責任者になることはできます。しかし、「減算」処置がほどこされてしまいます。

(参考)
大阪市訪問介護事業所におけるサービス提供責任者体制の減算に関する届出について
 http://www.city.osaka.lg.jp/fukushi/page/0000208369.html


介護福祉士の方が就職に有利】

介護事業所には介護福祉士がいた方が、得られる報酬が多くなります。それもあって、就職の際にはヘルパー2級修了者よりも介護福祉士資格保持者の方が有利になることが多々あります。収入についても、介護福祉士の方が多いのが一般的です。事業所によっては、資格手当が出るケースもあります。


ただ、社会人の場合ですと、初任者研修の資格の方が短い期間で取得でき、試験も容易であるため、まず初任者研修を修了して介護の仕事につく人が多いと言われます。このケースでステップアップする場合ですと、3年の実務経験を積み、並行して実務者研修を修了してから介護福祉士の国家試験合格をめざすといった流れになります。


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・[http://d.hatena.ne.jp/rakkochan+jikopr/20120403/p1:title=【最新】ヘルパー2級から介護福祉士になるには]