【ゼロからわかるNK細胞】ナチュラルキラー細胞を増やす食品・食べ物

ナチュラルキラー細胞ってなに?

ナチュラルキラー細胞(NK細胞)は、自然免疫の主要因子として働くリンパ球の1種。とくに、がん細胞などの拒絶に重要な役割を果たします。他の細胞を殺すということで、生まれつき(natural)の細胞傷害性細胞(killer cell)という意味の名前がつけられたのだと言います。

(参考)
wiki:ナチュラルキラー細胞

NK細胞は、「自然免疫」と同じ意味でも用いられ、とりわけ、ガンの予防や治療の分野において注目を集めています。


■NK細胞療法とは

ガン治療の分野でも、NK細胞が注目されているようです。今までのガン治療は、手術、化学療法(抗癌剤の投与)、放射線治療による3大療法がよく知られています。

最近、ガンの第4の治療法として免疫細胞療法が期待されているそうです。大阪再生医療センターのHPによれば、免疫細胞療法は、患者の免疫力を高め、患者の体内に侵入した細菌、ウイルス、ガンなどを排除するための治療法。

NK細胞療法では、患者から血液を50mlほど採取し、2〜3週間無菌状態で培養。増殖・活性化した自分自身のNK細胞を濃縮して点滴で20〜30分ほどで患者の体内に戻すという治療になるのだそうです。

果たして、どれのほどの効果があるのでしょうか。

(参考)
大阪再生医療センター


■自然免疫を強化する食品とは

免疫力を高める(NK細胞を増やす)食べ物として、よく名前があがるのは、ご存じのようにアガリクスです。正式名称はニセモリノカサで、キノコの一種。アガリクス (Agaricus)、ヒメマツタケの俗称で知られます。

副作用が起こる可能性やその危険性については低いようです。

(参考)
wiki:アガリクス

順天堂大学の医学博士である小松靖弘氏のHP上でも、がんになった人は免疫力が低下する可能性が指摘されています。なので、がんと闘うためには免疫力を普通の健康人のレベルにまで上げておくことが必要になります。

そのため、免疫細胞を活性化させる健康食品を摂取しておくのは、よいことだと推奨しています。

具体的に食品については、アガリスクなどについて言及されています。ただ、同じ有効成分の健康食品を長期間とり続けると、体がその成分に慣れてしまい、十分な効果が得られなくなるケースもあるのだとか。ですので、1年も2年も同じものを続けるより、ほかの種類の健康食品に切り替えたほうが高い効果を得られる場合もあると言います。たとえば「一年間アガリクスを続けたら、次はメシマコブに変えてみる」といったアイデアが述べられています。

(参考)
小松靖弘氏のHP:月刊がん 「もっといい日」 シリーズ「食品の抗がん効果を考える」

この他、ナチュラルキラー細胞を増やす方法として、「笑い」が効果的との説もあります。ストレス解消によって、心もカラダも元気になるということなのでしょうか。

(参考)
・現代ビジネス:奥村康 第2回 「高尚であろうと低俗であろうと、笑うことこそがNK細胞を増やす最高の免疫活性剤なんです」


■自然免疫を高めるサプリ「ブロリコ」って?

ブロリコ研究所のHPには、埼玉県立がんセンターの研究により、自然免疫(NK細胞)の活性が高い人ほどがんになりにくいことが明らかになったとの記述があります。

自然免疫力を高めるには、ブロリコ(製造販売元はイマジン・グローバル・ケア株式会社)というサプリがあります。この成分は、東京大学との共同研究によって発見したものなのだそうです。

アガリクス」「メカブフコイダン」といった食材群で免疫力を測定したところ、ブロッコリーから抽出されたブロリコが一番高い活性を示したとされています。

以上が本当だとすれば、興味深いです。