「フコイダンは効果なし」ってホント?(癌,効能)

ネット上でフコイダンについて調べてみますと、「癌治療に効果がある」という声がありますが、その一方で、「効果はない」との口コミもあります。いったいどちらが正しいのでしょうか。効能などについて調べた内容をメモに残しておきたいと思います。


■効果は不明?

結論から先に言うと、「効果は不明」のようです。wikiには、次のような記述があります。

フコイダンに関する研究論文は主として培養細胞または実験動物を使った基礎研究で、人間に対する臨床的な研究はほとんど発表されていない。癌細胞に対する効果のほか、炎症反応、免疫反応、脂質代謝、血管新生などに対する効果が研究されているが、いずれも実験室レベルの研究であり臨床研究ではない。

(ソース)
wiki:フコイダン


■フコイダンとは

同じくwikiによれば、フコイダンは、硫酸多糖の一種。コンブやワカメ(メカブを含む)、 モズクなど褐藻類の粘質物に多く含まれる食物繊維です。


Yahoo!知恵袋では賛否両論

Yahoo!知恵袋で口コミ・評判を見てみますと、「フコイダンは効果がない」という意見と「フコイダンでガンが治った」という声と両方が見受けられます。

Yahoo!知恵袋:「フコイダン 癌」の検索結果


■フコイダンは自然治癒力を高める?

ガンとの関係は何とも結論が出ないように思いますが、自然治癒力を高める効果はあるようです

第一薬品工業と富山大学との研究では、フコイダンには「抗ウイルス成分」があるのだと言います。わかめの胞子葉であるメカブについて研究したところ、フコイダンが、インフルエンザウイルスに効果を発揮することが確認されたそうです。とくにメカブフコイダンは、インフルエンザウイルスの増殖抑制にも効果的であることがわかってきたとされています。

(ソース)
第一薬品工業のHP:第一薬品工業株式会社と、富山大学薬学部が共同研究

フコイダン以外で自然免疫力を高める可能性のある食品については、当ブログの次の記事をご覧ください。

【ゼロからわかるNK細胞】ナチュラルキラー細胞を増やす食品・食べ物

ブロリコ研究所のHPには、埼玉県立がんセンターの研究により、自然免疫(NK細胞)の活性が高い人ほどがんになりにくいことが明らかになったとの記述があります。もしフコイダンが自然免疫力を高めるのであれば、ガン治療に何らかの効果があるのかもしれませんね。