【ゼロからわかる】脊柱側弯症(原因,治療,手術,脊椎側弯症)
幼少期や思春期の女子に多くみられるというという脊柱側弯症(脊椎側弯症)。原因や治療について調べてみましたので、メモに残しておきたいと思います。
■脊柱側弯症とは
脊柱側弯症(脊椎側弯症、脊柱側湾症)とは、脊椎(背骨)が側方に弯曲する病気。要は、背骨がまがってしまった状態におちいってしまう症状です。以下、wikiなどを参考にまとめます。
弯曲の大きさにより、次の3つに分類されます。
・軽度(30度未満)
・中度(30度以上50度未満)
・高度(50度以上)
■原因
ネットで調べた限りでは、原因は不明のケースが多いと言います。
(ソース)
・東京都予防医学協会:脊柱側わん症-現状と治療、検診の成果/礒辺啓二郎(千葉大学教授)
日本整形外科学会のHPでは、脊柱側弯症は機能性側弯と構築性側弯(本当の意味での側弯症)に大別されるとあります。
・機能性側弯
姿勢や、左右の足の長さの違いなどの原因による一時的な側弯状態。弯曲は軽度で捻れを伴わず、その原因を取り除くことにより側弯は消失。
・構築性側弯
脊椎のねじれを伴った脊柱の側方への弯曲であり、正常な状態に戻らなくなった状態。この中には、原因が分かっていない側弯症と、原因が分かっている側弯症があります。先天的に背骨に生まれつきの形の異常があるために、成長期に左右の成長に差が出ることから側弯症に進展するケースがあります。この場合、泌尿器系や心臓などの他の多臓器にわたって生まれつきの異常がある場合が少なくないという話です。
■症状
たとえ軽度であっても、成人期以降になると、腰や背中の痛みが起こる頻度が高くなります。生活上、大きな障害になることもあります。また、手術によって脊椎の一部を固定すると、その上下の部分にどうしてもストレスがかかります。手術などの治療によって側わん症の進行は抑えられても、その後、腰痛や背部痛に悩む人が少なくないと言います。
また、中度の変形の場合ですと、腰背部痛だけでなく美容上の問題につながります。精神的な問題も無視できません。さらに、高度の場合は心肺機能の低下が深刻な問題になることがあります。
(ソース)
・東京都予防医学協会:脊柱側わん症-現状と治療、検診の成果/礒辺啓二郎(千葉大学教授)
日本整形外科学会のHPによれば、側弯症が進行すると側弯変形による心理的ストレスの原因や腰痛や背部痛、肺活量の低下などの呼吸機能障害、まれに神経障害を伴うことがあります。
(ソース)
・日本整形外科学会:小児の脊柱側弯症
■診断
側弯症を診断するためには、レントゲン検査が必要です。ただ、素人でも側弯症の可能性に気付くことができます。 後ろから背骨を見ると曲がっていることが分かったり、前屈検査で体型が左右非対称であることからみつけることもできます。
■治療
以下、wikiに掲載されている治療法です。
・装具による矯正
30度以上背骨が曲がってしまった場合、専用のコルセットなどの装具による維持療法が行われます。
・手術
50度以上では、スクリューやロッドといったものを挿入して脊柱を矯正する外科手術が行われます。
・民間療法
wikiによれば、整体、カイロプラクティック、ヨガ、マッサージなどで、腰背部痛などが緩和される場合があると言います。ただし、日本側彎症学会では、側弯角度の改善・完治に関して医学的な根拠は無いとの立場を取っているそうです。
・筋肉の強化
日本側彎症学会は、運動療法や徒手矯正での改善は無いとしています。ですが、脊椎側弯症が原因の肉離れに悩まされていたウサイン・ボルト選手は、徹底的な筋肉の強化を行った結果い、トレーニング中の怪我が減少したようです。
(ソース)
・wiki:脊椎側湾症
バルセロナキアリ研究所のHPによると、「終糸切断手術」というアプローチで治療する方法もあるようです。
■ちょっとした疑問の解消にはYahoo!知恵袋が便利
ちょっとした疑問を解消するには、Yahoo!知恵袋が役に立ちます。
(Yahoo!知恵袋)
・Yahoo!知恵袋:「脊柱側弯症」の検索結果
ただし、Yahoo!知恵袋は情報が古かったり、専門外の人が答えていたりするケースがあるようです。ですので、最終的には、複数のお医者さんの意見を聞いてから判断するのがよいように思います。