【ズバッとわかる】働きながら保育士になるには(受験資格,資格取得方法,通信)

■働きながら保育士になるには

*2015年2月10日更新版。

働きながら保育士になるには、大きくは、次の3つの資格取得方法があります。

・夜間の学校を卒業する
・通信教育で大学・短大を卒業する
・学校(養成施設)に通わず、国家試験に合格する

学校に通わないで国家試験を受ける場合は、「大学に2年以上在学して62単位以上修得した者または高等専門学校を卒業」といった条件をクリアする必要があります。

以下、専門学校や大学に電話で聞いたことも踏まえて、資格取得方法などをまとめてみました。


■学校で勉強する場合

厚生労働大臣が指定する保育士養成学校を卒業すれば資格が得られます。

たとえば、東京都新宿区にある日本児童教育専門学校の場合、夜間のコースがあり、学費は3年間で183万円ほどかかります。

学校の一覧は、次のページなどで調べることができます。

全国保育士養成協議会:保育士になるには

専門学校の場合、調査書と面接などをもとに、問題なければ入学できる感じです。


通信制の大学・短大を卒業する

たとえば、千葉県にある聖徳大学(短大)ですと、3年間で64万9100円かかります。ただし、3年で卒業できない場合はもっとかかるようです。

通信制の場合、実習先を自分で探さなくてはならなかったりして、かなりタイヘンなようです。

Yahoo!知恵袋の情報では、短期大学での取得は、卒業すれば必ず資格取得できるというメリットがあるものの、相当のレポートを提出し、その後、科目修了試験を受けることになります。また、スクーリングでないと受講できない科目があったり、保育園での実習も数週間あります。

(参考)
Yahoo!知恵袋:「通信制の短期大学で保育士をめざそうかと今考えてます。」

一通り調べてみた感想としては、通信制の大学や短大よりは、ユーキャンなどの通信講座で試験を受けた方がスムーズに勉強を進められるのかなという印象です。


■国家試験の試験日程

2015年(平成27年)の申し込み期間や試験日などは、次のとおりです。

・筆記試験: 2015年8月8日(土)、8月9日(日)
・実技試験: 2015年10月18日(日)
・「平成27年保育士試験受験の手引き」請求及び配布
: 2015年4月1日(水)〜
・受付期間: 2015年4月1日(水)〜2015年5月7日(木)
※消印有効

(参考)
全国保育士養成協議会:受験の手引き


■保育士試験の合格率

保育士試験の合格率は例年10%〜20%と言われています。合格する人が1〜2割ということで、難易度は高めだと思われます。

合格率については、当ブログの次の記事でまとめています。

【例年10%〜20%】 保育士試験 合格率 【難易度】


■国家試験の受験資格

受験資格要件は何通りかあり、たとえば「短大や大学を卒業している人」については、保育関係の学部・学科でなくても受験OKです。

具体的な受験資格は次のとおりです。

1、大学に2年以上在学して62単位以上修得した者または高等専門学校を卒業した者

2、大学に1年以上在学している者であって、年度中に62単位以上修得することが見込まれる者

3、高等専門学校および短期大学の最終学年に在学している者であって、年度中に卒業することが見込まれる者

4、高等学校の専攻科または特別支援学校の専攻科を卒業した者または当該専攻科の最終学年に在学している者であって、年度中に卒業することが見込まれる者

5、専修学校(専門学校)と各種学校について

 (ア) 専修学校の専門課程または各種学校を卒業した者

 (イ) (ア)に規定する当該専修学校の専門課程または当該各種学校の最終学年に在学している者であって、年度中に卒業することが見込まれる者

 (ウ) 平成3年3月31日以前に専修学校の高等課程を卒業した者

6、外国において、学校教育における14年以上の課程を修了した者

7、高等学校を卒業した者もしくは中等教育学校を卒業した者もしくは通常の課程による12年の学校教育を修了した者

または文部科学大臣において、これと同等以上の資格を有すると認定した者であって、児童福祉施設において、2年以上の勤務で、総勤務時間数が2,880時間以上、児童の保護に従事した者

8、児童福祉施設において、5年以上の勤務で、総勤務時間数が7,200時間以上、児童の保護に従事した者

(参考)
全国保育士養成協議会:受験資格詳細


■疑問解消にはYahoo!知恵袋

ちょっとした疑問を解消したり、学校の口コミ・評判を調べたりするには、Yahoo!知恵袋が便利です。

Yahoo!知恵袋
Yahoo!知恵袋:「働きながら 保育士」の検索結果


■通信講座について

上述の受験資格を満たす人の場合には、民間の通信教育で国家試験の試験対策をすることもできます。通信講座ですと、ユーキャンキャリアカレッジジャパンニチイなどがあります。