【まとめ】 「プラズマ乳酸菌」にインフルエンザ予防効果あり?

プラズマ乳酸菌のインフルエンザ予防効果

プラズマ乳酸菌には、インフルエンザや風邪を予防する効果があるという研究結果が報告されています。

キリンの基盤技術研究所と小岩井乳業の研究チームは、2013年11月、プラズマ乳酸菌摂取による冬期のインフルエンザや風邪の発症抑制効果を発表。研究では、成人男女213人を対象に、プラズマ乳酸菌入り飲料を10週間摂取した際の風邪症状の主観的評価を行いました。その結果、プラズマ乳酸菌摂取者は、風邪の諸症状が出た日数が少ないことを確認したということです。


プラズマ乳酸菌とは

プラズマ乳酸菌は、pDCを活性化させて免疫力をアップさせます。pDCは「プラズマサイトイド樹状細胞」のこと。pDCは、ウィルスなどの侵入者に対して、攻撃の「司令官」となって活躍します。自ら先制攻撃を行いつつ、ほかの免疫細胞たちに攻撃指令を出します。なので、pDCを活性化できればインフルエンザ感染を防ぐことにつながるということです。

(参考)
msn産経ニュース:「プラズマ乳酸菌」に脚光 免疫力活性化 ウイルス撃退
 (2014年1月31日)
サンケイビズ:インフルエンザ猛威に対抗 プラズマ乳酸菌に注目
 (2014年2月7日)


■R-1乳酸菌も効果的?

「R-1乳酸菌」もインフルエンザ予防に効果的なようです。

佐賀県有田町で実施された健康増進活動で、約半年間、町内の約2,000人の小中学生に「R-1乳酸菌」を使用したヨーグルトを摂取してもらったそうです。すると、周辺地域と比較して、インフルエンザ感染率が約10分の1に激減したのだと言います。

「R-1乳酸菌」については、当ブログの次の記事でまとめています。

インフルエンザ予防には「R-1乳酸菌」が効果的?(NK細胞活性化)


■NK細胞とは

NK細胞は、自然免疫の主要因子として働くリンパ球の1種。がん細胞などの拒絶に重要な役割を果たすとされています。他の細胞を殺すということで、生まれつき(natural)の細胞傷害性細胞(killer cell)という意味の名前がつけられました。NK細胞は、「自然免疫」と同じ意味でも用いられ、ガンの予防や治療の分野においても注目を集めています。


■自然免疫を高めるサプリ

ブロリコ研究所のHPには、埼玉県立がんセンターの研究により、自然免疫(NK細胞)の活性が高い人ほどがんになりにくいことが明らかになったとの記述があります。自然免疫力を高めるには、ブロリコ(製造販売元はイマジン・グローバル・ケア株式会社)というサプリがあります。この成分は、東京大学との共同研究によって発見したものなのだそうです。

本当だとしたら、興味深いですね。


【関連記事】

免疫力を活性化させる「プラズマ乳酸菌」とは?

・[http://d.hatena.ne.jp/rakkochan+jikopr/20130710/p1:title=【ゼロからわかるNK細胞】ナチュラルキラー細胞を増やす食品・食べ物]