【まとめ】 インフルエンザ 抗ウイルス薬「アビガン錠」

■インフルエンザ 抗ウイルス薬「アビガン錠」

厚生労働省は、2014年3月24日、富山化学工業が開発した新しい抗ウイルス薬「アビガン錠」の製造・販売を承認しました。

既存のタミフルなどの薬は、ウイルスが細胞から細胞に移るのを妨げて増殖を防きます。一方、「アビガン錠」は、細胞内で増えること自体を阻害して増殖を防ぐということです。

(参考)
毎日新聞:新型インフルエンザ用の新薬:「アビガン錠」厚労省が承認
 (2014年3月24日)

公式ページによれば、「アビガン」は、ウイルスの細胞内での遺伝子複製を阻害することで増殖を防ぐという新しいメカニズムを有する薬剤(RNAポリメラーゼ阻害剤)。「アビガン」は、鳥インフルエンザウイルスA(H5N1)及びA(H7N9)等に対する 抗ウイルス作用が期待されているということです。

(参考)
富山化学工業:抗インフルエンザウイルス薬「アビガン錠200mg」の日本国内での製造販売承認取得のお知らせ
 (2014年3月24日)


■副作用に注意

毎日新聞の記事によれば、「アビガン錠」は、妊娠中の女性が服用すると、胎児に重篤な副作用が出る危険性があるそうです。


富山化学工業ってどんな会社?

wikiによれば、富山化学工業株式会社は、東京都新宿区にある医療用医薬品を製造・販売する製薬会社。富士フイルムホールディングスのグループ企業であり、同社と大正製薬ホールディングスが出資する企業でもあります。

(参考)

・[http://ja.wikipedia.org/wiki/%E5%AF%8C%E5%B1%B1%E5%8C%96%E5%AD%A6%E5%B7%A5%E6%A5%AD:title=wiki富山化学工業]