「腸管バリア機能」を向上させ、免疫力を高めるには

■「腸管バリア機能」を向上させ、免疫力を高めるには

免疫力を高めるには、乳酸菌やビフィズス菌が役立つと言われます。

msn産経ニュースの記事によれば、乳酸菌やビフィズス菌は腸の炎症を防ぎ、腸管バリア機能を向上させることが確認されているそうです。また、腸内に分布する免疫細胞に働きかけ、免疫細胞の老化を防いでくれるのだとか。

(参考)
msn産経ニュース:腸は老化のバロメーター(4)腸が誇る「免疫」と「腸管バリア機能」
 (2014年3月24日)

乳酸菌と言えば、ヨーグルト、ビフィズス菌と言えば、ヤクルトの飲料「ミルミル」などが思い浮かびます。


以下は、当ブログであつかった乳酸菌関連の記事などのまとめです。


■免疫力を活性化させる「プラズマ乳酸菌

「『プラズマ乳酸菌』を含むヨーグルトを摂ると、風邪をひきにくくなる」
キリングループなどの研究で、こんなことが分かったのだと言います。

30歳〜59歳の男女213人を2つのグループに分け、それぞれ「プラズマ乳酸菌」を含むヨーグルト飲料と含まない飲料を70日間飲んでもらい比較。すると、風邪を引いた人の数は、プラズマ乳酸菌を摂取したグループでは7人だったのに対し、摂取しないグループは14人だったということです。

プラズマ乳酸菌については、当ブログの次の記事でまとめています。

免疫力を活性化させる「プラズマ乳酸菌」とは?


■「R-1乳酸菌」がNK細胞を活性化?

「NK細胞の働きがもともと悪かった人たちが「R-1乳酸菌」の入ったヨーグルトを食べたら、働きが顕著に改善した」
そんな研究結果も出ています。

研究では、山形県舟形町佐賀県有田町に住む健康な高齢者計約140人を2グループに分けました。8〜12週間、一方には「R-1乳酸菌」を使ったヨーグルトを1日90グラム食べてもらい、もう一方には牛乳を1日100ミリ・リットル飲んでもらいました。その結果、NK細胞(ナチュラルキラー細胞)の働きがもともと悪かった人たちがヨーグルトを食べると、働きが顕著に改善したというのです。

NK細胞は、自然免疫の主要因子として働くリンパ球の1種。がん細胞などの拒絶に重要な役割を果たすとされています。他の細胞を殺すということで、生まれつき(natural)の細胞傷害性細胞(killer cell)という意味の名前がつけられました。NK細胞は、「自然免疫」と同じ意味でも用いられ、ガンの予防や治療の分野においても注目を集めています。


■自然免疫を高めるサプリ「ブロリコ」

ブロリコ研究所のHPには、埼玉県立がんセンターの研究により、自然免疫(NK細胞)の活性が高い人ほどがんになりにくいことが明らかになったとの記述があります。自然免疫力を高めるには、ブロリコ(製造販売元はイマジン・グローバル・ケア株式会社)というサプリがあります。この成分は、東京大学との共同研究によって発見したものなのだそうです。


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【ゼロからわかるNK細胞】ナチュラルキラー細胞を増やす食品・食べ物

・[http://d.hatena.ne.jp/rakkochan+jikopr/20140127/p1:title=【ヨーグルトが効く?】 免疫力を高める食べ物]