【自己PRの書き方・例文】コンサルタント内定者に学ぶロジカルシンキング

●Qくんの「自己PR&志望動機」(アクセンチュアなど難関コンサル合計3社内定)

○自己PR

 「自ら出会いを求めていく」

 これがわたしの信条です。わたしは、インドを一人旅したとき、あまりの貧富の差に衝撃を受け、「何かできることはないか」と考え、“マザーテレサの家”で5日間のボランティアをしました。「少しでも楽になってほしい」と思い、重病人の汗まみれの体を拭くという仕事に励みました。そして、ボランティアを終えて、お爺さんに「ありがとう」と言われたとき、「人から必要とされることの喜び」を感じ、思わず涙が込みあげてきました。

 「出会い」は、わたしの成長の肥料であり、これからも求め続けていきます。


○志望動機

 「多くの人に“出会い”を提供できる」

 コンサルタントは、クライアントに新しいシステムとの“出会い”を提供しているのです。

 ITというものは、自由に形を変えて、発展していくものです。わたし自身がITと出会い、発展させ、社会に大きな変革を作り出したいのです。クライアントが、新しいシステムとの“出会い”から、新しい可能性との“出会い”をする。その手助けを通して、世界経済を身体で吸収し、社会へ貢献したいと考えています。

 自ら新しい試みで前進する○○社でしか、実現不可能なのです。



●講評


 ○総合評価☆☆☆☆☆

  「出会い」というテーマで自己PRと志望動機がロジカル。連動していてよい。

 ○相対評価☆☆☆☆☆

  インドの一人旅はありふれているが、「マザーテレサの家」に焦点を当てているため、人との違いが明確に表現できている。

 ○強み、専門能力☆☆☆☆☆

  行動力がアピールできている。

 ○リーダーシップ、チームワーク☆☆☆

  このPRでは弱いが、エントリーシートの他の箇所でチームワークに問題のないことが伝えられればよい。

 ○人事の心が動く☆☆☆☆☆

  自己PRの「マザーテレサの家での体験」が胸を打つ。

 ○一言コメント

  ・極限体験に自ら飛び込む勇気に心動かされる。就職活動では、どの業界でも彼のような貴重な体験をエントリーシートや面接で自己PRした人がいる。

  ・自己PRで最強のエピソードは「若者らしいチャレンジ」。
   インターンシップも悪くないが、「おじさんの胸を打つかどうか」という意味では「若者らしいPR」には負ける。「国内のチャレンジ」ということでは、100キロマラソンに挑んだ人がいた。彼は在京テレビ局に内定している。



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