【自己PRの書き方・例文】公務員内定者編(400文字)<背伸びするより自分らしさ>
●Sさんの自己PR(公務員内定)
○生涯忘れられないポイント
「青いガス灯」という自分らしいキャッチフレーズ
○自己PR
私にはほの青いガス灯のようなひたむきな執念がある。
それが最も発揮されたのはヨーロッパでの学生外交会議の時だ。昨年9月、両国大使館後援のもと首都で2週間会議を開催し、エネルギー問題や捕鯨問題を話し合った。「なぜその国なの?」と聞かれると、私は居酒屋のししゃもや甘エビの多くはその国産だと話し始める。両国はすでに見えないところでつながっている。ならば、お互いをもっと知るべきだと思うからだ。
私は主に渡航費を集める渉外担当だった。心がけたのは、熱意を伝えることと、相手に分かりやすく説明することだ。一旦電話で断られた大阪の鯨料理店には、手書きの手紙で学生交流の意義を訴えるとともに、企画書に添えて捕鯨関係のトピックをA4一枚にまとめて送り、「若い人を応援したい」とご協賛の返事をいただくことができた。まだ実績のない団体だったが合計40万円以上を集め、渡航を実現させた。
●講評
○総合評価☆☆☆☆☆
「青いガス灯」というキャッチフレーズがこの人に似合っている。
就活の面接では「はじけるように明るい」タイプというわけではない彼女らしいキャッチ。背伸びをしたPRだと、似合わない服を着て人に会うようなことになって面接で失敗する。等身大の自己PRであれば、自分に似合った服を着こなしている人に出会ったときのように心動く。
○相対評価☆☆☆☆☆
・「学生外交会議」というエピソードがユニーク。
・「実績のない団体」が「40万円以上集めた」という表現で、エピソードの「難度」がわかり、他者と比較しやすくなっている。
○強み、専門能力☆☆☆☆
積極性や、交渉力、問題意識の高さが伝えられている。
○リーダーシップ、チームワーク☆☆☆
このPRからは判断しづらい。他のPRでチームワークをアピールできるとよい。
○心が動く☆☆☆☆☆
インターナショナルに活躍できていてよい。
○一言コメント
「ししゃも」「甘エビ」「捕鯨」といった身近なコトバを交えることで、聞く人にその国と日本との距離の近さを効果的に伝えている。
就職活動では、とかく派手な自己PRやエントリーシートがもてはやされがち。でも、背伸びしたPRより、服と同じで自分に似合っているキャッチフレーズやエピソードが何より大事。
たとえ1000円の洗いざらしのTシャツでも、似合っていれば最高のおしゃれになります。
それと同じように、就活でも自分に似合った表現やエピソードをエントリーシートや面接でアピールして内定をゲットしてくださいね。
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