【週刊現代】東京都の12区内に放射能・ホットスポットが・・・(放射線量:渋谷区、文京区、千代田区、中央区、台東区、豊島区、北区、荒川区、江東区、江戸川区、足立区、葛飾区)

週刊現代の最新・放射線量調査】

マスコミの中で、もっとも放射線量調査を熱心にやっているのが週刊現代。2011年7月9日号では、全国1000か所の独自調査を実施・掲載しています。500か所ずつ、今号と次号とで掲載されます。(p.40)

現在もっとも流通している放射能汚染マップを作成した群馬大学早川由紀夫教授は、放射線量0.25マイクロシーベルト(1時間当たり)で何らかの対策をとる必要があるとご自身のブログで訴えています。

早川由紀夫の火山ブログ 私の子どもに渡す放射能対策指針

そこで、今回は0.25以上の数値が出た場所のいくつかを週刊現代の記事からご紹介します。ご紹介した測定値はほんの一部。東京都内だけでも100か所の計測結果が載っています。雑誌を手に取り、確認することをお勧めします。


週刊現代放射線量独自調査@都内】

※7月9日号掲載。1時間当たりの放射線量:マイクロシーベルト

千代田区

JR東京駅丸の内中央口 地表0.28

中央区

銀座一丁目交差点 地表0.32

(文京区)

文京区役所前 地表0.29

台東区

JR上野広小路口 空間線量0.28
上野動物園ゲート前 空間線量0.28

江東区

砂町水再生センター正門前 地表0.28

(渋谷区)

原宿の街路樹根元 地表0.26

(豊島区)

池袋西口公園トイレ前 地表0.34

(北区)

飛鳥公園周辺歩道 空間線量0.27、地表0.30

荒川区

荒川区役所駐車場 地表0.30

(足立区)

足立区役所南館入り口前 空間線量0.26、地表0.45

葛飾区)

水元公園内ベンチ 空間線量0.62
金町浄水場正門前 空間線量0.38、地表0.42

江戸川区

葛西水再生センター北門前 空間線量0.32、地表0.38


【本当の放射線量を教えてください】

公的機関の調査では、低い場所を探して測定しているところもあるようです。そのようすを中部大学の武田邦彦教授が批判しています。

「インフルエンザの調査をするのに、インフルエンザが流行していない場所を調べてどうする? 放射線量も、放射線量の高い場所を避けずに計測しなくてはならない」

という趣旨の主張をサイト上で展開しています。

武田邦彦 (中部大学): あまりの恐怖に? ピントの外れた東京都

上記のサイトで武田教授は、次のよう述べています。


6月、東京都が重い腰をあげて、放射線の測定を始めました。テレビでその様子を見たら、公園の中央の平たいところで測っていました。

今、公園で線量が高いところは「公園の中央」ではなく、ヤブやベンチの下などです。

つまり、東京とは「できるだけ放射線の低いところ」に狙いをつけて測定しているように見えます。


【関連記事】

・[http://d.hatena.ne.jp/rakkochan+jikopr/20110616/p1:title=【まとめ】ホットスポット(東京の放射線量、放射能の分布マップ)]