【まとめ】東京都の放射線量(日本共産党都議団の都内各地の測定値)
日本共産党都議団による東京都・都内各地の放射線量の主な測定結果は次のとおりです。数値は、0.2以上が出た地域を抜粋。各地点での最高値を掲載しました。
【葛飾区】
【江東区】
・住吉2丁目 0.233
・亀戸9丁目 0.261
【足立区】
・千住曙町 0.223
・綾瀬6丁目 0.366
・東綾瀬3丁目 0.238
【江戸川区】
・上篠崎4丁目 0.254
*以上、週刊朝日6月24日号に掲載された数値。1時間あたりの放射線量。単位はマイクロシーベルト。
(参考)
・日本共産党 東京都議会議員団|申入れ・談話・声明
*共産党都議団公式HP。計測地点別のデータあり。
(地図)
・【地図・共産党東京都議団】放射能ホットスポット(汚染地域マップ)
【調査の概要】
・調査期日
2011年5月6日〜5月25日
・わかったこと
1、比較的放射線量が高かったのは、青梅市、あきる野市、練馬区が0.09台、江戸川区〜江東区の湾岸地域が0.1台、最も高い地域が足立区〜葛飾区で0.2〜0.3台。
2、足立区、葛飾区、江戸川区など東部に0.18〜0.39など高線量率の地域が集中。この地域で地上0m0.618という地点が存在。
3、江東区から練馬区を結ぶ線以東の地域は年間1mSv以上の放射線量となっている可能性があります。
4、同一地域では、草地上部、木立周辺の放射線量が他に比較して高い傾向がありました。
・測定方法
地上高約1mで測定値を10秒間隔で10回読み取り、その平均値を算出。
測定器は、ALOKA PDR-101型 ポケットサーべイメーター。
江東区から練馬区を結ぶ線より東では、年間の放射線量の許容限度である1ミリシーベルトを超える地域が出ることが予測されています。
共産党の調査以後、週刊現代や週刊ポストが独自調査を実施しました。週刊ポストの7月22日号では、江戸川区の都立葛西臨海公園で毎時2.10の地点が存在することがわかりました(p.54)。調査したのは首都大学東京の加藤洋教授、使用したのはシンチレーション式の放射能測定器です。週刊ポストは都内・40の公園を測定。調査の特徴は、側溝や雨どいなど、放射線量が高くなる場所を計測していることです。とくに、雨が集まる場所は、屋根などに降り積もった放射性物質が集中して流れ込んだために放射線量が高くなったようです。