【食品・お米】米の放射能汚染と除去・対策(福島県産、宮城県産etc)

【2011年夏までは、問題なし】

米の収穫は秋。福島原発事故による放射能漏れは2011年3月11日以降。ですので、2011年夏までは、昨年度・放射能汚染の影響を受けないお米が流通しています。したがって、どの都道府県が産地であっても、どのブランド米であっても、放射能汚染を気にせず食べることができます。福島産でも、こしひかり、ひとめぼれ、あきたこまち、ささにしき、すべてOK。

放射能汚染の影響が考えられるのは、2011年の夏現在であれば、まさにいま、田んぼに生えている新米です。こめが刈り取られ、精米され、放射能汚染米がお店に並ぶのは、2011年秋からです。


【10月以降は生協の測定結果などを見て判断】

東都生協のHPでは、食べ物(こめや、野菜、果物、豚肉、牛肉、牛乳、製茶など)の放射能汚染の測定結果を公表しています。

東都生協公式HP

ですので、2011年10月以降は、生協などの測定値を参考にして、どの都道府県のおコメを買うか、判断していくことになります。

ちなみに、生協のHPを参考にすると、2011年5月〜7月の食品の放射能汚染は次のような感じになっています。

・コメ(飼料用、2010年産) 宮城県産 検出せず。
・桃 福島県産 71.6
さくらんぼ 山形県産 21.4
・原木栽培生しいたけ 茨城県産 139
・梅 宮城県産 31.4
びわ 千葉県産 20.3
・塩わかめ 岩手県産 検出せず。

放射性セシウムの検出状況。単位は1キロあたりの放射性物質(ベクレル)。

政府の暫定規制値はセシウム500ベクレル。暫定基準値と比較すれば、セシウムによる汚染度は低くなっています。ですが、外部被爆や、他の食品・水・空気などからの内部被爆を考慮すれば、20ベクレル以内が適当ではないかと、中部大学の武田邦彦教授などはおっしゃっています。

ちなみに、放射性ヨウ素については、半減期が短いため、すでに検出されていません。ですので、2011年7月現在では気にする必要はないようです。


【お米の放射能除去対策】

すでに放射能汚染されているお米については、研ぐときによく洗う。また、研ぐ水、炊く水を純水やミネラルウォーターにする。思い浮かぶのはこれくらいでしょうか。

いったん買ってしまうと、放射性物質除去のためにできることは限られます。ですので、買う前に情報収集して放射能が少ない米を買うのが、もっとも重要なポイントです。


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・[http://d.hatena.ne.jp/rakkochan+jikopr/20110806/p1:title=【平成の米騒動】コメの放射能セシウム汚染と保存方法(お米)]