食べ物のセシウム・放射能汚染と除去・対策(豚肉、鶏肉、牛乳、お米)

【東都生協の放射能測定結果】

東都生協は、HP上で農産物、畜産物、海産物の放射能汚染測定結果を公表しています。たとえば、2011年7月11日〜15日については、埼玉県産のお茶、静岡県産のお茶以外では大きく汚染された品目はありませんでした。放射能汚染が検出されなかった品目も重要な情報ですので、引用させていただきます。


セシウム汚染が検出された品目】

・産直たまご   千葉県 0.4
狭山茶     埼玉県 153
・産直たまご   茨城県 0.7
・まごプリン  茨城県  1.5
静岡茶(2011年産) 静岡県 141
・豚肉ロース   宮城県 0.5
アンデスメロン 山形県 0.5
・豚肉小間切 千葉県、埼玉県、群馬県 1.7
・かつたたき太平洋 千葉県〜茨城県  3.3
・キャベツ    群馬県 1.3
・レタス     群馬県 0.5
・鶏肉手羽先   茨城県 0.7
・小玉すいか   山形県 1.6

※数値は、1キロ当たりの放射性セシウムの量。単位はベクレル。
 放射性ヨウ素については、半減期が短いこともあり、いずれの品目でも検出されていません。


セシウム汚染が検出されなかった品目】

・八千代牛乳  千葉県
・納豆     茨城県
三陸産昆布  三陸
・産直たまご  茨城県
三陸産めかぶ 三陸
・露地トマト  長野県

※7月4日に宮城県産の飼料用のお米のセシュウム測定結果が掲載されました。結果は検出せず、です。

(参考)
東都生協公式HP


【食品の放射能の汚染への対策】

・牛肉はオーストラリア、豚肉はアメリカなどに限る。
・野菜はよく洗い、できるだけゆでたりして加工する。お湯は必ず捨てる。
・魚は煮魚を主とする。煮汁はすてる。

上記はセシウム汚染への中部大学の武田邦彦教授のアドバイスです。

(参考)
武田邦彦 (中部大学): どう乗り切るか、毎日、迷っているお母さんにより。

セシウムは水溶性。ですので、基本はお湯で煮ることで、肉や野菜から放射性セシウムを排出させることがポイントになります。また、塩漬けにした場合も、肉などからセシウムが外に排出されるため、効果的です。


【米は新米が出るまで安心】

2011年夏現在、流通しているコメは、ほとんど2010年産(平成22年度産)のものです。2010年の秋に刈り取られていますので、放射能汚染の心配はまずありません。福島県産のものも、コシヒカリササニシキもひとめぼれもあきたこまちも大丈夫です。秋からは新米が流通し始めます。その際には東都生協のHPなどを参考にします。放射能汚染米の産地と数値を確認して、購入の際の参考にするとよいでしょう。

子供のいる家庭では、食材の宅配サービスが人気です。産地が選べることや、放射能測定をきちんとしていることなどが評価されているようです。食品のネット通販で最大手はOisix(おいしっくす)。そのほか、らでぃっしゅぼーやや生協パルシステムが大手として知られています。


【関連記事】

・[http://d.hatena.ne.jp/rakkochan+jikopr/20110711/p1:title=対策!放射能汚染・内部被曝(食品・野菜の計算。東都生協の測定値)]