東京都の水道水と大阪府の水道用水からセシウム検出(放射能汚染)

【2か月ぶりに東京でセシウム検出】

東京都の水道水から微量の放射性セシウム137が検出されました。1キロ当たり0.14ベクレル。2011年7月2日。およそ2か月ぶりです。

東京の水道水から約2ヶ月ぶりに放射性セシウムが検出 « Security.jpより。

わずかな量ですが、まだ水道水の放射能汚染が収束していないという重い事実をつきつけられた形です。群馬県や栃木県の山間部には放射能ホットスポットがあります。そこに降り積もったセシウムは、簡単に消えることはありません。


【大阪の水道からもセシウム

大阪の淀川からもセシウムが検出されました。日付は2011年7月21日です。量はごく微量だということです。大阪府によると、府内の水道用水から放射性セシウム134が検出されたのは初だということです。

・【大阪】淀川の水からセシウム、134は初 : サプライズ47 : 地域 : YOMIURI ONLINE(読売新聞)より。


セシウムはなくならない】

セシウム半減期が30年。この年数が経つまでは、半分にすらなりません。放射性セシウムが消えない限り、水道用の水にセシウムが混入し続けるのではないでしょうか。確かに量はどんどん減っていくと思います。でも、決してなくならない。そんな風に思います。

千葉県の柏市では、お母さんたちが除染活動を必死で行いました。その結果、市内の清掃工場の焼却灰から1キロ当たり7万ベクレルを超える放射性セシウムが検出されました。せっかく除染作業をしても、清掃工場から先、放射性物質はどこに持って行けばいいのか。行き先が見つからないといいます。

消えない放射性物質とどう付き合うかをきちんと考えていかなくてはなりませんね。