セシウムによる放射能汚染の除去には塩漬けが効果的?(牛肉、豚肉)

【女性セブン流】

セシウム汚染対策としては塩が効果的。
こんな口コミが広がっています。果たして本当でしょうか。

週刊誌・女性セブン8月4日号でも、塩漬けを勧めています。北里大学の伊藤伸彦教授は、誌上にて、次のようなアドバイスをしています。

「塩は浸透圧を高めるので、塩漬けにするとセシウムが細胞の外に出ていきます」

女性セブンによれば、冷凍保存した肉(牛肉、豚肉、魚肉)を解凍してから4〜5時間、濃度10%程度の塩水に浸しておくと、90%程度のセシウムが除染できるという研究結果があるそうです。


【女性自身流】

女性自身も8月2日号で、セシウム汚染牛肉の放射能除去対策について特集しています。やり方はほぼ女性セブンのアドバイスと同じです。やはり、解凍してから、肉汁を捨てるのがいい、としています。さらに10%の食塩水にしたしておくと90〜95%のセシウムが除去されたという研究結果が紹介されています。

凍らせてから解凍することで、筋肉細胞が壊れます。細胞が壊れることで、水溶性のセシウムが外に排出されやすくなる、ということでした。


【塩は健康によくない?】

塩分の取りすぎは体によくありません。放射能は除去できても、健康に悪いのでは?という声がネット上であります。その場合には、解凍してから水煮することで、セシウムを外に出す方法もあります。あるいは、塩漬けの後に水煮すれば、多少塩分が薄まるのではないかと思います。

塩を使いたくない場合は、2日間、酢漬けにするのも効果的だといいます。これも女性自身に掲載されていたことですが、まず、酢1対水2の割合の漬け汁をつくります。次に肉1対漬け汁3で2日間漬け込むと、90%セシウムが除去されたという例があるそうです。