【なぜ?】「福島・二本松市の米から放射能500ベクレル」の原因は?

【なぜ、突然500ベクレル?】

福島・二本松市の新米から放射性セシウムが1キロ当たり500ベクレル検出されました。謎なのは、他の場所の米の検査では、セシウムが検出されてもせいぜい100ベクレル前後だということです。二本松の「ひとめぼれ」だけが突出した検査結果となっています。

JCASTニュースの記事によれば、可能性として次の2つが挙げられています。

・福島の他の場所とは「土壌の質」が違う
・近くの山にセシウムがぶつかって田んぼに降り注いだ

以下、JCASTニュースの記事からの引用です。

旧小浜町は、砂が多い土壌だったため、稲が吸い上げた可能性もあるという。また、山間部にあるため、原発から流れた放射性物質が山にぶつかって落ちた可能性もありそうだ。

旧小浜町近辺はそもそも、土壌のセシウム濃度が高かった。稲の作付制限がかかる土壌1キログラム当たり5000ベクレルに近く、4月の水田調査では4601ベクレルもあった。

福島産米から500ベクレル検出 未測定の「ホットスポット」多い? (1/2) : J-CASTニュースより。


【原因・理由の究明と情報の公開を】

稲の移行係数(セシウム)は、土壌から稲が最大で0.1、稲から玄米が0.3前後と聞きます。であれば、たとえ5000ベクレルの土壌であっても、検出されるセシウムは1キロ当たり150ベクレル程度のはず。

なぜ500ベクレルという高濃度の放射能になったのか。その理由がわからないと消費者の不安はおさまらないように思います。「検査すれば、他の地域からも500ベクレルが検出されるのではないか」と、ついつい考えてしまいます。しかし、二本松市の旧小浜町に、何らか特殊な事情があれば、不安が多少なりともやわらぐのではないでしょうか。


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