【被曝】年間1ミリシーベルトを死守することの重要性(放射能)

放射能について勉強し始めて、1年が経過しようとしています。ここにきて思うのは、「年間1ミリシーベルト以内」の被曝を死守することの重要性です。

福島第一原発事故の直後は、100ミリシーベルト以内の被ばくであれば問題ない、という報道を大手マスコミがしました。しかし、勉強すればするほど、放射能による健康被害にはしきい値はなく、少しでも被曝を減らす努力が重要だ、と思い至るようになりました。

しきい値とは、ご存じのように「ここまでなら安全」という数値のこと。被曝は、たとえ低線量でも、ガンになったり、健康を害したりするもの、という認識の方が正しいように思います。

最近の報道では、「市民と科学者の内部被曝(ひばく)問題研究会」が1月27日、政府に対し提言を行っています。「年間1ミリシーベルト以上の被ばくが見込まれる地域の子どもを集団疎開させたり、妊産婦や病人を安全な地域に移したりすることを求める」とするものです。

この研究会のメンバーには、広島への原爆投下で被爆した肥田舜太郎医師がいます。原爆の被ばくによる健康被害を見てきた肥田さんは、やはり「年間1ミリ以内」を主張しています。

(ソース)
朝日新聞2012年1月27日:年1ミリ以上「集団疎開を」=広島被爆の医師ら、政府に提言―東京

外部、内部の被ばくを合わせて1ミリ以内にできるよう、最善を尽くしていきたいと思います。


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・[http://d.hatena.ne.jp/rakkochan+jikopr/20120107/p1:title=福島原発4号機について、中部大学・武田邦彦先生のコメント]