【厚生労働省】ヘルパー2級と介護職員基礎研修、24年度末 廃止決定

ホームヘルパー2級と介護職員基礎研修が廃止になる、という件について、厚生労働省に電話で聞いてみましたので、内容をメモに残しておきます。

ヘルパー2級が廃止され、2013年度(平成25年度)からは、「介護職員初任者研修課程」がスタートしました。

電話してちょっと驚いたのですが、廃止されるのは、ヘルパー2級だけでなく、介護職員基礎研修も、ということでした。つまり、ヘルパー2級は廃止され、「介護職員初任者研修」に変更。介護職員基礎研修も廃止され、介護福祉士養成のための実務者研修」介護福祉士実務者研修)が新たに発足しています。

厚労省は、介護の資格を介護福祉士に一本化したい、という意向を持っています。また、さらにその先には、認定介護福祉士(仮称)という新資格の設置が検討されています。

個人的に思うのは、介護は、ある意味 命にかかわる仕事なのに、3か月とか6か月とかのカリキュラムで仕事が行われている現状は、やはり、改善の余地がありそう。医療は日進月歩で進化しています。ですので、仕事に従事する人には、より多くの専門知識や専門技能が求められていると思うのです。

これは重要ポイントですが、2012年までにヘルパー2級養成の研修を受けた人は、新しい資格になっても、そのまま仕事に従事できるそうです。ただ、介護職員基礎研修については、介護福祉士実務者研修の資格に移行するにあたり、新たに50時間ほどの授業を課せられることになりました。

なお、新資格の介護職員初任者研修課程では、筆記試験があります。2013年4月に入ってニチイ学館に電話したところ、この試験は国家資格ではなく、資格取得学校が独自に実施するものだということでした。試験のやり方や内容については、学校によって微妙に違う可能性があります。ですので、受講を検討している方は、受講前に、難易度や合格率といったことを確認してから申し込みすることをおすすめします。

(最終更新:2014年7月4日)