【韓国経済危機】続く赤字。キムチ会社が大ピンチ(2012年12月)

【韓国経済危機:続く赤字。キムチ会社が大ピンチ】

韓国では、大手のキムチ製造会社が、事業からの撤退を検討していると言います。ここ数年間、赤字が続いているのだそうです。

苦戦の最大の理由は、食材の価格が乱高下。2012年、農水産物公社の月平均の白菜の卸売り価格は、1キロ当たり350ウォンから1279ウォンの間で乱高下しました。1279ウォンは、現在のレートで102円ほどです。

(ソース)
東亞日報:乱高下する白菜価格、続く赤字…キムチ会社が大ピンチ
 (2012年12月24日)
 http://japanese.donga.com/srv/service.php3?biid=2012122417868

白菜の価格が上がっても、キムチの価格は上げにくいという現状があるようです。

ノロウイルスの猛威も、韓国のキムチ業者にとっては逆風です。

韓国の食品医薬品安全庁は、12月5日、ソウルと浦項(ポハン)で発生した集団食中毒を調査した結果、 安東農協・豊山キムチ工場で生産されたキムチや調味料など総751トンがノロウイルスに汚染されている可能性があるとして、回収命令を出しました。

(ソース)
サーチナノロウイルス汚染のキムチで集団食中毒、750トン回収へ=韓国
 (2012年12月7日)
 http://news.searchina.ne.jp/disp.cgi?y=2012&d=1207&f=national_1207_008.shtml

さらに、ウォン高が進行しつつあり、輸出に依存する業者は、厳しい時期をむかえています。