免疫力を活性化させる「プラズマ乳酸菌」とは?

■免疫力を活性化させる「プラズマ乳酸菌

「『プラズマ乳酸菌』を含むヨーグルトを摂ると、風邪をひきにくくなる」
キリングループなどの研究で、こんなことが分かったのだといいます。

30歳〜59歳の男女213人を2つのグループに分け、それぞれ「プラズマ乳酸菌」を含むヨーグルト飲料と含まない飲料を70日間飲んでもらい比較。すると、風邪を引いた人の数は、プラズマ乳酸菌を摂取したグループでは7人だったのに対し、摂取しないグループは14人だったということです。

(参考)
msn産経ニュース:「プラズマ乳酸菌」に脚光 免疫力活性化 ウイルス撃退
 (2014年1月31日)


■「プラズマ乳酸菌」とは

上記のmsn産経ニュースの記事によれば、「プラズマ乳酸菌」は、pDCを活性化させて免疫力をアップさせます。pDCは「プラズマサイトイド樹状細胞」のこと。pDCは、ウィルスなどの侵入者に対して、攻撃の「司令官」となって活躍。自ら先制攻撃を行いつつ、ほかの免疫細胞たちに攻撃指令を出します。


■インフルエンザ予防に「R-1乳酸菌」も効果的?

「R-1乳酸菌」もインフルエンザ予防に効果的なようです。

佐賀県有田町で実施された健康増進活動で、約半年間、町内の約2,000人の小中学生に「R-1乳酸菌」を使用したヨーグルトを摂取してもらったそうです。すると、周辺地域と比較して、インフルエンザ感染率が約10分の1に激減したのだと言います。


■「R-1乳酸菌」がNK細胞を活性化

「NK細胞の働きがもともと悪かった人たちが「R-1乳酸菌」の入ったヨーグルトを食べたら、働きが顕著に改善した」
そんな研究結果も出ています。

研究では、山形県舟形町佐賀県有田町に住む健康な高齢者計約140人を2グループに分けました。8〜12週間、一方には「R-1乳酸菌」を使ったヨーグルトを1日90グラム食べてもらい、もう一方には牛乳を1日100ミリ・リットル飲んでもらいました。その結果、NK細胞(ナチュラルキラー細胞)の働きがもともと悪かった人たちがヨーグルトを食べると、働きが顕著に改善したというのです。


■NK細胞とは

NK細胞は、自然免疫の主要因子として働くリンパ球の1種。がん細胞などの拒絶に重要な役割を果たすとされています。他の細胞を殺すということで、生まれつき(natural)の細胞傷害性細胞(killer cell)という意味の名前がつけられました。NK細胞は、「自然免疫」と同じ意味でも用いられ、ガンの予防や治療の分野においても注目を集めています。


■自然免疫を高めるサプリ「ブロリコ」

ブロリコ研究所のHPには、埼玉県立がんセンターの研究により、自然免疫(NK細胞)の活性が高い人ほどがんになりにくいことが明らかになったとの記述があります。自然免疫力を高めるには、ブロリコ(製造販売元はイマジン・グローバル・ケア株式会社)というサプリがあります。この成分は、東京大学との共同研究によって発見したものなのだそうです。


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・[http://d.hatena.ne.jp/rakkochan+jikopr/20140127/p1:title=【ヨーグルトが効く?】 免疫力を高める食べ物]