【2017年の試験から義務化】 介護福祉士 実務者研修

介護福祉士 実務者研修、2017年の試験から義務化

*2018年2月1日更新版。

介護福祉士実務者研修(介護職員実務者研修)の義務化が1年延期されました。当初は2016年1月の試験から義務化されることになっていましたが、2017年1月(2016年度)の介護福祉士試験から義務化されました(実務経験ルートの場合)。

実務者研修義務化延期の背景としては、「介護福祉士の資格を目指す人が減り、介護の人材不足が一層深刻化しかねない」との判断があったのだとか。過去にも2012年度から2015年度(2016年1月の試験)に先送りしており、延期は2度目です。

(参考)
毎日新聞介護福祉士:資格取得の長期研修 義務付け延期
 (2014年2月18日)

2014年7月に厚労省に電話で聞いたところでは、「2014年6月18日、実務者研修の義務化1年延期が国会で決まった」とのことでした。


■ 実務経験ルートで介護福祉士になるには

実務経験を経て介護福祉士になる場合には、受験資格を満たすまで3年間かかります。具体的には、従業期間が1095日以上で、従業日数が540日以上必要です。

2017年1月の試験から、「実務経験3年」と「介護福祉士実務者研修修了」の2つが受験資格要件になりました。受験資格を満たしてから、国家試験(筆記試験)に受かると資格が取得できます。

介護福祉士は国家資格ではありますが、合格率は例年5割から7割。比較的受かりやすい試験になっています。

これから実務経験ルートで資格を取得する場合は、次のような流れになります。

介護職員初任者研修課程(旧 ヘルパー2級)

介護福祉士実務者研修

介護福祉士(国家資格)

認定介護福祉士(仮称。新設予定)

※初任者研修を飛ばして実務者研修を修了することも可能。
※ヘルパー2級や初任者研修を修了した場合、実務者研修(450時間)は320時間に短縮されます。

参考までに、2018年(2017年度、平成29年度)については、介護福祉士試験の日程は次のとおりとなっています。

・申込受付 2017年8月9日(水)〜2017年9月8日(金)
・筆記試験 2018年1月28日(日)
・実技試験 2018年3月4日(日)
・合格発表 2018年3月28日(水)

(参考)
公式ページ:試験概要


■ 初任者研修とは

基本的なところは、ヘルパー2級と同じです。訪問介護の仕事をする際に必要な資格です。資格の取得方法は、介護の資格学校に行って、1か月から4か月程度の日程で授業を受けます(授業時間数は130時間分)。最後に確認テスト的な位置づけの筆記試験に受かれば修了できます。形式については、「通信+通学」か「通学」。


■ 実務者研修が必須に

実務経験ルートの場合、2017年(平成29年)1月の試験から、3年の実務経験に加えて、実務者研修の修了が義務付けられました。

介護職員実務者研修の授業時間数は450時間。期間はおおむね6か月。ホームヘルパー2級や初任者研修を修了した人は、130時間分が差し引かれて320時間分の授業を消化することになります。介護実務者研修の資格の取り方は、「通学」または「通学+通信」で450時間分の授業を受けて、実技試験に合格すると修了できます。

なお、実務者研修は、実務経験が3年になるのを待たずに受講可能です。


■ 実務者研修の資料を一括請求

無料の資料請求最安価、最短の介護福祉士実務者研修講座を探すのに役立つHPとしては、以下のサイトなどがあります。


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