【まとめ】 眠くなる副作用がない?花粉症治療法「舌下免疫療法」とは

■眠くなる副作用がない?

舌下免疫療法は、かなり効果的で、眠くなる副作用がないと言います。

中日新聞の記事によれば、ある女性看護師が、8年前、少量の花粉エキスを舌の下に入れる「舌下免疫療法」の治験に参加。2度目の花粉シーズンから、花粉症の症状が明らかに改善。3年目以降も花粉シーズン中だけ服用を続けたところ、現在は飛散量が多い日にくしゃみが数回出る程度で、鼻水はほとんど出なくなったのだとか。普通の生活が送れるようになり、副作用の眠気もないと喜んでいるのだそうです。

(参考)
中日新聞:花粉症 飲み薬で体質改善 舌下免疫療法、保険適用へ
 (2014年3月4日)


■「シダトレン」とは

「シダトレン」は、舌下免疫療法」というスギ花粉症の根治を目指す治療に使われる薬。この治療薬は、2014年1月17日に厚生労働省に承認されました。薬をつくっているのは、JT傘下の鳥居薬品

「シダトレン」は国内で初めて承認された、舌下に投与する減感作療法薬。従来から施行されてきた皮下注射による減感作療法と比べ、自宅での服薬が可能であり、注射による痛みもなく治療ができることなどが特徴となっています。


舌下免疫療法ってなに?

「シダトレン」を使った舌下免疫療法の場合、「シダトレン」を舌の裏側に薬液を垂らして2分間待ち、そのままのみ込みます。1日1回服用です。臨床試験では1年半続けて、症状抑制の効果が確認されたと言います。薬を処方してもらえる対象は、現在のところ12歳以上。治療に必要な期間としては、2〜3年は治療が必要となっています。アレルギー反応による副作用の危険もあるそうです。

「シダトレイン」については、当ブログの次の記事でもまとめています。

・[http://d.hatena.ne.jp/rakkochan+jikopr/20140214/p1:title=【まとめ】 花粉症に効く薬「シダトレン」とは (舌下免疫療法)]